遅いボール
今日は。
卓球三昧の藤井です。
今日は日々のレッスンでの、皆さんの思い込みについて書きたいと思います。
よく、生徒さんの悩みで「相手の選手が遅いボールばかり出してきて、私は苦手です」という悩みを聞きます。また、「私は相手に速いボールを打ちたいです、なぜなら、遅いボールは打たれてしまうので」という希望もよく聞きます。
この2つの内容は矛盾しています。気づきましたか?
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もう少し具体的な例を挙げます。
AさんとBさんがいます。
AさんとBさんは、お互いにC作戦とD作戦を持っています。
AがBさんにC作戦を仕掛けました。BさんはC作戦が苦手だったために失点しました。D作戦でしたらBさんは得点していたことでしょう。【A→B C作戦 B失点】
リベンジに燃えるBさんは、AさんにD作戦で対抗しました。しかし、敢え無く敗退しました。実はAさんもD作戦は得意でC作戦が苦手だったのです。【B→A D作戦 B失点】
まとめると、AさんBさん共にC作戦が苦手。
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上の文章に当てはめてみましょう。
よく、生徒さんの悩みで「相手の選手(A)が遅いボール(C作戦)ばかり出してきて、私(B)は苦手です」という悩みを聞きます。また、「私(B)は相手(A)に速いボール(D作戦)を打ちたいです、なぜなら、遅いボール(C作戦)は打たれてしまうので」という希望もよく聞きます。
矛盾していますね。
自分が苦手なことは相手にとっても苦手な可能性が大いにあります。遅いボールは相手にとってチャンスボールだと思っていませんか?実は自分が苦手としているのに。。。自分の弱さを受け入れることで、相手の弱い部分を突くことができます。
卓球は8割方、遅いショートサーブで始まります。そこから、一般的なラリーは徐々にスピードが加速します。ラリーの始めの段階で遅いボールを意図的に出せる人は、その後のラリーをかなりの確率で支配できます。
速いボールを打つ練習をする前に、遅いボールを打つ練習するのが先決です。遅いボールを意図的に打てない人は速いボールは打てません。
つまり、「ループドライブが打てない人は、スピードドライブも打てない」ということです。
パラダイムシフトが必要だとは思いますが、試してみてください。
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卓球三昧高田馬場店
藤井貴文
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