古武術&卓球
こんにちは。
卓球三昧の藤井です。
今日は古武術と卓球についての話です。
以前、平野早矢香選手が古武術を卓球に取り入れたと言う話を聞いたことがありましたが、その時はいまいちどのような事かピンときませんでした。
古武術とは日本古来の武術で、スポーツにもその動きを応用できるとのこと。その話を先日友人から聞き、ユーチューブで検索していると面白そうな動画を見つけました。
この布袋先生は古武術の権威甲野善紀先生に教えを直接受け、古武術を通して卓球の指導をされているようです。
動画内では一本足の下駄を履いてドライブを打つ練習が紹介されています。一本足下駄を履くと体が自然とバランスを取ろうとするために、体幹に力が入り、逆に腕に力が抜けドライブの正確性が上がるのではないかと自分は考えます。
体幹に力を入れてくださいと言っても、どの状態が体幹に力が入っている状態かわかり辛いものです。このように他の方法を使って正しい感覚を得る練習は素晴らしいですね。
とても勉強になりました。ちなみに自分も実践してみたところ良い感じです。
https://youtu.be/IRpyzTwCq4o
卓球場・卓球教室の
卓球三昧 高田馬場店 藤井貴文
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コメント一覧-
藤井 領一 より:
2018年4月16日 10:36 AM
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藤井 領一 より:
2018年4月16日 9:58 AM
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藤井 領一 より:
2018年4月13日 11:08 AM
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藤井 領一 より:
2018年4月9日 11:40 AM
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藤井 領一 より:
2018年4月6日 9:32 PM
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藤井 領一 より:
2018年4月6日 7:32 AM
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藤井 領一 より:
2018年4月5日 5:54 PM
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藤井 領一 より:
2018年4月5日 10:58 AM
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藤井 領一 より:
2018年4月5日 8:17 AM
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藤井 領一 より:
2018年4月4日 7:08 PM
下記を補足致します。
下記の「スイングの先端の手前でスイング軌道の外側で打球する」は、打球時にボールを「適度に」上前方に押すことと、打ちやすいことを要件としてスイングが設計されています。
つまり、ドライブを打つ時に上前方向に「全く押さない」、または「強く押し過ぎる」、のいずれも別の弊害がある場合は、その中間の「適度に押し」、打ちやすい打ち方が良いという考え方に基づいています。
藤井 領一
藤井さん
以前藤井コーチがブログに書かれていた打球後にラケットを上や前に押さない(自分の体側に引く)というドライブのスイングの注意点(下記引用文参照)に関し、良い解決策を発見致しました。
下記の二箇条を忠実に守ってスイングしようとすると、全てのボールをスイングの先端で打球せねばならず、体の横に来た左右のボールを打つ場合打ちにくくなります。
ミドルは別にしてフォアとバック側のボールはスイング先端の少し手前で打球する方が打ちやすいと思います。
(従って、打球後ラケットが少し上や前へ進むのはやむを得ないと考えます。)
この矛盾は、打球後ボールをラバーに接触した状態で引っ張り過ぎない様にすれば良いと考えると解決すると考えます。
要はボールがラバーに接触した状態でラケットを上や前に押すからボールが飛び過ぎるのであって、ボールがラバーから打ち放たれた後であればラケットが上や前へ進んでもコントロール上はさほど問題はないと思います。
結局私が考えた解決策は、体の前で(楕)円の様な丸みを帯びた曲線を描く様にスイングし、丸みを帯びた曲線の内側(に巻き込むの)ではなく、外側で(擦りながら弾く様に)打球すれば良いと考えます。
(どちらかというと、カーブドライブではなく、シュートドライブに近い打ち方が良い)
というのは、スイングの内側で巻き込む様に打球する場合に比べ、スイングの外側で打球した方がボールの球離れが良くなるからです。
この考え方によると、斜め上前方に真っ直ぐ振り上げるスイングや打球時にラケットを前に被せていく(曲線の内側で打球する)打ち方は(打球時にボールに上や前方向の力が過剰に加わりやすいため)望ましくないことになります。
藤井コーチ様、貴重な気づきを与えて下さり、ありがとうございました。
上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
藤井 領一
(以下、以前の藤井コーチのブログからの引用)
————————————————————————————————–
>下記ミスしないスイングの二箇条です。
>
>①どこで打球しても、打球したポイントからラケットが上昇しないようにすること
>
>②どこで打球しても、打球したポイントから相手側にラケットが進まないようにすること
>
>もう少し具体的に説明すると、ドライブをかける際にラケットは下からスイングが始まります。①ボールに
>当たるまでラケットは上昇し続け、打球後にラケットを下げます。②打球後に自分の体側にラケットを引き
>ニュートラルポジションに戻ります。
————————————————————————————————-
足裏のどこに体の重心を乗せるか?
体の重心の乗せ方は大別すると以下の3つがあります。
1.つま先に重心を乗せる
2.踵に重心を乗せる
3.足裏の中央に重心を乗せる(上記1と2の中間)
スポーツや武術では(競技により異なりますが)状況により上記の3つの重心を適切に使い分けることが多いと思います。
卓球は俊敏な足の動きと強いボールを打球できる姿勢の両方が求められるため体の重心の置き方が難しい。
私の見解になりますが、フォアフット重心(足の指の付け根から足裏の中央辺りに重心を乗せる。上記1と3の中間)を基本にすると良いと思います。
なぜかというと、フォアフット重心が最も俊敏性、安定性、体に過度に負荷がかからない点でバランスが良く、体幹を使いやすいと考えられるからです。
上記は私見です。
藤井 領一
卓球の打球時の姿勢と足の動かし方について
ボールやラケットを使うスポーツは数多くありますが、卓球特有の特徴として挙げられる点は、前陣のラリーでは対戦者の間を0.何秒という極めて短い時間にボールが行き来することだと思います。
このため、卓球では対戦者の距離がやや遠く離れている、ボールやラケットがやや重い、テニス等の他のラケット競技とは別のスタンス(やり方)が必要になります。
一般的には、足幅を肩幅程度開き、膝を少し曲げた自然体に近い姿勢が待ちやすく動きやすいですが、(ドライブ等の打法では)やや強いボールを打ちにくい。
しかし、足幅を広くしやや深い前傾姿勢(ややガニ股)の方が(ドライブ等の打法では)強いボールを打ちやすい反面、体に負担がかかりやや動きにくい面があります。
上記の二律背反的な問題を解決策として、「中間姿勢」という考え方があります。
つまり、自然体や深い前傾姿勢ともそれぞれ長所と短所があり、極端な姿勢を取ると短所が目立つ場合、その融和策として中間の姿勢を取って両者の長所と短所をバランスさせる考え方です。
上記の問題をバランスさせるために、肩幅よりも少し広く足を開き浅い前傾姿勢で打球する方法があります。
常に足を広めに開いて浅い前傾姿勢を保つ必要はありません。
打球時などの必要な時に必要な(ややキツイ)姿勢をとれば良く、その他の時は楽な姿勢(自然体)を取った方が体への負担は少なくなります。(必要な時のために体力を残すという考え方)
別の問題ですが、足の動かし方についても同様のことが言えます。
嘗ては「バックは体の正面で取れ」と言われ、できるだけボールの近くまでしっかり足を動かして打つのが良しとされていました。
しかし、これをやり過ぎると体に負担がかかるだけでなく、逆に体に近すぎて打ちにくくなったり、相手のボールに振り回されて最後は返せなくなります。
また、前陣で全く足を動かさないで全てのコースのボールを打球するのは相当な打球技術がないと難しく、打ちにくいコースの返球が弱くなったりミスが多くなりやすいと思われます。
上記の足の動かし方の問題の解決策として「中間移動」という考え方があります。
つまり、ボールの所までしっかり足を動かすと、足を動かさないの中間を取り、必要最小限に足を動かすと両者の長所と短所がバランスします。
卓球の動作ではバランスが大事と言われますが、卓球の考え方においてもバランス感覚が大事だと思います。
うまくバランスさせるコツは、動作の無理や無駄を省く、やり過ぎない様にほどよく行うことだと思います。
上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
藤井 領一
体幹を使った美しい歩き方を紹介致します。
一般的に正しい歩き方は、足のかかとから着地し、次に足裏の中央(土踏まず)が着き、最後につま先が着いて地面を蹴るとされています。
この踵着地の歩き方では、身体への衝撃が大きく足全体(特に足の靭帯や膝)が緩みやすいとされています。
それに対し、フォアフット(足裏の前半分)から着地すると足全体(足の筋力)に張りが出て体幹を使った美しい歩き方になります。
(かかとではなくつま先、より正確には足裏の指の付け根あたりから着地する感じです。)
ファッションショーなどのモデルはこの体幹を使った歩き方をさらに美しく見せるためにアレンジしたキャットウォークと呼ばれる歩き方をしています。
走り方も同様です。マラソンで強いアフリカ勢の中には、フォアフット着地の体幹を使った走り方をする選手が見受けられます。
私は卓球(前陣)で左右のボールを打球する際は打球点側に近い方の足を小さめに踏み出しますが、その際フォアフット着地(踵を着けず膝を伸ばす)をし、打球後地面反力を利用して出した片足を元に戻します。
フォアフットを足の起点にし足を伸ばした方が体幹を使って打球でき、打球後床を蹴って素早く元の位置に戻すことができます。
打球後は、できるだけ早く体勢を元の位置に戻すため、足の動きは最小限に留め体の重心をできるだけ定位置に残し、上下動の少ない足の出し方を心がけています。
上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
藤井 領一
下記の武術の卓球への応用の続きです。
卓球ではボールを打つ時は力加減が大事と言われます。
卓球に限らず一般的にスポーツでは、「力を入れるほど動作の速さや強さが増す」と考えられています。
武術では一般的にそれらを力ではなく技術(ワザ)によって実現するアプローチ手法が取られます。
そもそも「技」とは何なのでしょうか? なぜ武術では「脱力」が大事なのでしょうか?
言葉ではうまく表現するのが難しいのですが、技とは動作を極限まで無駄なく滑らかにすることにより全身を使って目的を達成する動作だと私は考えています。(これが藤井コーチのおっしゃる体幹なのかもしれません。)
ここまで理解できると、技をかける時に「力」があると邪魔になることがわかると思います。
武術の場合むしろ「力を入れない方が動作の速さや強さが増す」というスポーツとは逆の結果になるのです。
それゆえ武術で脱力が重視されるのだと思います。
どちらが正しいというのではなく、スポーツと武術ではアプローチの仕方(考え方)が違うためと考えます。
スポーツや武術を学ぶと体や心の修練になるだけでなく、多様な物事の考え方が身に付くと思います。
上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
藤井 領一
下記3を補足致します。
ボールの力学的な重心位置を考えると、なぜ回転をかけると安定性が増すか説明することができます。
1.上回転
ボールの軌道の下側に力学的な重心ができるため、ボールは飛行中空気から下向きの揚力を受けます。
ボールは飛行中、空気抵抗力、揚力(進行方向に対して下向き)、重力(垂直下向き)の影響を受けます。
そのため、ボールは減速しながら落下する角度で台に衝突し、同じ反射角でやや高く跳ね上がります。
バウンド後もボールは上記3つの力を受け続けるため、上昇後減速しながら落下します。
2.下回転
ボールの軌道のやや上側に力学的な重心ができるため、ボールは飛行当初空気から上向きの揚力を受けます。
ボールは飛行中、空気抵抗力、揚力(進行方向に対して上向き)、重力(垂直下向き)の影響を受けます。
下回転のボールは進行方向に対して上向きの揚力を受けますが、揚力が一回転(宙返り)すると下向きの力に変わります。
(このため、カットやツッツキのボールは当初は微妙に浮き、相手コートに入ってから下向きに落ちます。)
そのため、ボールは急減速しながら急落下する角度で台に衝突し、同じ反射角でやや高く跳ね上がります。
バウンド後もボールは上記3つの力を受け続けるため、上昇後急減速しながら急落下します。(止まりやすい)
3.横回転/逆横回転
ボールの軌道の横側に力学的な重心ができるため、ボールは飛行中空気から横向きの揚力を受けます。
ボールは飛行中、空気抵抗力、揚力(進行方向に対して横向き)、重力(垂直下向き)の影響を受けます。
そのため、ボールは減速しながら軌道を漸次横向きに変え、やや降下する角度で台に衝突し、同じ反射角でやや低く跳ね上がります。
ボールは回転により進行方向に対して横向きの力を受け続けると、やや自陣へ戻る方向の力が働きます。
バウンド後もボールは上記3つの力を受け続けるため、減速しながら螺旋状に横に曲がる様に落下します。
4.ナックル(無回転)
ボールは無回転のため、空気抵抗と重力(垂直下向き)の影響を受けながら慣性運動を続けます。
そのため、ボールは少しずつ減速・降下しながらやや直線的な軌道で飛びます。(オーバーミスしやすい)
〜まとめ〜
打球は力のモーメントにより力学的な重心の周りを回る力を受けます。(太陽系や銀河系の天体と同様)
そのため、回転飛行中の球体は重心の位置に近づく様に軌道が曲がり相手コートに入りやすくなります。
上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
藤井 領一
下記の武術の卓球への応用の続きです。
武術の場合、自分と相手の両方を外側から見る「第3の視点」が必要になります。
なぜ武術で外から見る視点が必要かと言うと、常に自分と相手の重心(移動)や姿勢、力の入り方の有無を見ていなければ素早く的確に反応することが難しいからです。
これを卓球に応用すると、
1.自分と相手の姿勢と重心位置に気を配る
打球する時に相手の位置(ポジショニング)だけでなく、相手の姿勢や重心の位置や移動方向を気を配ると、相手の動きの逆を突くなど効果的なコースや球質のボールを打ちやすくなります。
2.相手の力の入り具合を観察する
人により特定の打法で打つ時や左右に振られて打球した場合など、力むポイントや程度が異なります。
相手の力の入り具合を観察することにより、相手のボールの力を利用したりミスを誘いやすくなります。
3.相手やボールの重心位置を考える
動いている身体やボールの力学的な重心は常に物体の中にあるとは限りません。
例えば円運動する物体の重心(力のモーメントの和がゼロになる所)は物体の外(円の中心)にあります。
円運動する物体は、円の中心へ向かって向心力(F)[F=mv^2/r=mrω^2](v:速度,ω:角速度)が働いています。
移動する相手やボールの重心位置を見極めることで、的確な部位・方向へ力を加えることができます。
例えば横回転のボールを打つ時に回転方向・量を読み、回転の影響により打球がどちらの方向にどれだけズレるか瞬時に考えて調節して打つのは難しい。(ラケット面の角度を勘で合わせて打球する形になりやすい。)
この様な場合、曲線を描くボールの軌道(ボールの外側にある力のモーメント)の重心位置を見極めて、そこに重心があると思って物理的な位置にあるボールを打つとしっかりボールを捉えて打球できる様になります。
上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
藤井 領一
下記の武術の卓球への応用を補足します。
1.楽な姿勢で構える
相手の攻めに対していつでもすぐに対応(受けや返し技)出来る様、全身の力を抜いて構えます。
基本は、体をまっすぐにした直立姿勢の楽な姿勢(自然体)で構えます。
受けは身体の力を抜き、自分の身体の中に力の起点を作らないことで相手に力をいなし(抜き)ます。
返し技(後の先)は相手の力を利用し、相手の重心移動の最中を狙って技をかけると決まりやすい。
2.楽に動く
動きたい時にいつでもすぐに動ける様に身体が浮く感じで構えます。(重心を低く固定安定させない)
自然体で立ち、身体を僅かに前に傾けると両足の踵が床から浮く(踵に重心が乗らない)感じになります。
足の踵が浮くか浮かないか微妙な中間重心の構えから動くと、重心移動が楽に行える様になります。
3.相手に攻めさせる
受けや返し技を狙うため、相手に攻めさせて力を使わせたり重心移動をさせるように仕向けます。
攻める時は隙のない自然体の構えが崩れ身体に力が入りがちなので、それを逆手に取ります。
4.相手を動かす
動く時は重心が移動したり起動や止まる時に足を踏ん張るなど身体に力が入るため、姿勢が崩れたり次の動作が力みがちになります。(人は弱点ができると、それを補うため力に頼る様になります。)
相手を大きく動かして相手の姿勢を崩したり相手の身体に力を入れさせると、技をかけやすくなります。
5.連続技
技をかけて攻めると相手は受けか返し技を狙ってきますが、その際相手も姿勢が崩れたり力が入りがちです。
力まない様に連続技を仕掛けると相手は技を見抜きにくく、技に変化が出るため対応しにくくなります。
〜まとめ〜
武術の考え方は卓球の考え方とは幾分異なりますが、卓球等の競技スポーツに応用すると従来とは異なる色々な考え方ができる様になると思います。
上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
藤井 領一
藤井さん
ご無沙汰しています。いかがお過ごしでしょうか。
ブログの古武術を応用した卓球動画を拝見させていただきました。
動画の後半から打球されている男性の方は武術を習ったことがなく初めてなら才能を感じさせる動きですね。
理由は、姿勢がまっすぐ(直立姿勢)で体に無駄な力が入っていない(脱力状態)で打球していますが、重心のバランスが崩れると倒れてしまうため、これだけでもかなり難しい。
さらに力まずにラケットをボールに当て、打球した瞬間に少し力を入れてスイングを加速して回転を与えつつ、やや強いボールを打っています。(これは1本足下駄を履いてなくても難しい。)
スイングがボールに与える力(F)は[F=m(質量)×a(加速度)]ですが、打球前に力を抜いて(武術の抜き)、打球時に力を入れることでボールとの接触時間(Δt)が長くなる様に打球しています。(一種の技です。)
力積(I)は[I=F(力)×Δt(時間]ですが、スイングの力(F)を接触時間(Δt)で積分した力積が力を与えた物体(ボール)の運動量を変化させるため、これが大きいほど回転がかかりやすく強いボールが打てることになります。
私は(古)武術を卓球などのラケット競技に応用すると以下のメリットがあると考えます。
1.基本脱力(直立姿勢)して、必要な時に必要な体の部分に適度な力を入れて動きの効率と正確性を高める。
2.打球前は力を抜き、打球時に力を入れることで強いボールを打てる。(腕がしなる様に打つ速いスマッシュ)
3.強打など相手の力による攻撃を抜いて軟らかく守ることができる。(起点を無くすことで相手の力を抜く)
4.脱力した状態で打球することで相手に力の起点を読まれにくくなる。→相手は不意打ちで強打されやすい。
上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
藤井 領一