バックフリック!! | 『卓球三昧・卓球教室』 東京都 高田馬場・池袋の卓球場

バックフリック!!

こんにちは!

池袋店の河田です。

平昌オリンピックは日本選手達が素晴らしい活躍をみせてくれていますね(*^^*)

卓球ではワールドチームカップが行われています!!

こちらも男女日本選手達がそろって中国チームに勝つところを見たいですね(*^^*)

今回の動画はバックフリックです。

チキータ全盛の時代ですが、「チキータしたいけど、ツッツキが気になってなかなか出来ない」「バック前のボールに強い攻撃ボールがほしい」と悩んでいる方にはおすすめ技術です。

チキータとバックフリックの違いですが、簡単に言うと、

チキータ
・台上で横回転や上回転の回転量の調節を肘の位置によって変えて攻撃ボールをだす。

フリック
・角度の調節で打球する技術なので、少し直線的なボールになる。

となります!

メリット、デメリットはありますが、やはり両方の技術を状況によってうまく使えると一番良いですよね(*^^*)

ではバックフリックのやり方を説明します。

まず相手が打球をしてネットを越えてくる前にはボールの落下点と打球点を判断します。

ラケットの先端を横にして角度をだしながら、ボールに近づきラケットがボールの後ろ、又は少し下側に入るようにします。(ラケットで調節するというよりは、肘の位置で、ボールとの位置関係を決めるイメージ)

そして近づいた時に、ボールとラケットが近くにあることが大事です。近くにあることによって、少し前方向にスイング、上方向にスイングとスイング方向の調節が可能となります。

そこから打球方向に向かって、前腕を捻りながらラケットを前に被せます(※被せる技術なのでラケットの下側に当てるとより安定します。上側に当ててしまうと被せた分上方向に転がっていくのでオーバーミスが多くなります)

またフリックというと強いボールというイメージが強いですが、実際には相手のボールの高さ、回転量によって、ラケット角度、スイング方向は調節をして威力をコントロールすることが大切です。

強く打ってはミス、打ってはミスとならないように気をつけてください!!

良かったら参考にしてみてください!

卓球場・卓球教室の
卓球三昧池袋店河田

コメント一覧

  1. 藤井 領一 より:

    攻撃的な打球としては、フリック以外にもスマッシュがあります。
    スマッシュは最も決定力のある打法であるため、自由自在にミスが少なくスマッシュできる様になると卓球の醍醐味(楽しさ)も増すと思います。

    スマッシュには色々な考え方があると思いますが、以下私なりに「スマッシュをミスしないためにはどうしたら良いか?」という観点からポイントを書かせていただきます。

    1.スマッシュできるボールかどうかを判断する

     スマッシュは直線的な軌道になりがちなため、相手コートに距離的に近く、直線的に入れられる角度がある打球点で打球するとミスしにくくなります。
     基本的に台の中(台上)の高い打球点で、整った体勢・スイングで打つとミスしにくくなります。
     できるだけ浅い(ネットに近い)、浮いたボールを狙うとミスしにくい。

    <打球点の高さの判別方法> 
     相手コートの端からネットの上端を結ぶ面を延長した傾斜面を頭で描き、その傾斜面よりも上(数cm以上が目安)で打球できるボールはスマッシュ可能なボールと考えられます。

    <スマッシュしやすいボールかの判定方法>
     無回転または弱い回転のボールは打球時に回転の影響が少ないため、スマッシュ可能と考えられます。
     ボールに回転がかかっていても回転(量)が読める場合は、回転の影響を考慮して打球します。

    <打球点>
     ボールが台にバウンドした後の軌道の頂点の少し前
     ボールの軌道(弧線)とネットの上端を結ぶ接線の接点(相手コートへ入れられる角度が最大となる打球点)

    2.安定性を高める工夫
    <回転をかける>
     スマッシュをフラット(ナックル)気味に打つと、裏ソフトは回転の影響を受けやすく、粒高や表ソフトは打球時に粒が不均一に倒れたり滑ったしてミスしやすい。
     また打球の軌道が直線的になるため、ミスの許容度が小さくなり不安定になります。
     回転をかけて打球するとボールの軌道に僅かに曲がりを持たせることができるため、少し安定します。

    <滑りにくくする>
     上回転をかけてラケット面を被せて速いスイングで打球すると重力の影響を受けて滑りやすくなります。
     横回転をかけて打球すると、重力がニュートラルに働くため、やや滑りにくくなります。
     相手のオープンスペースに相手から逃げる横回転をかけてスマッシュすると相手は返球しにくくなります。

    <無理にスマッシュしない>
     相手のボールが切れていたり回転がわからない、高いロビングを深く入れられた時などスマッシュするとミスするかもと感じた時は無理にスマッシュせず、他の打ち方で確実に返球する気持ちの余裕が大切です。
     
    〜まとめ〜
     練習は必要ですが、上記のスマッシュをミスしない(安定性を高める)考え方をミックスすればスマッシュは確実に入れられる様になると思います。(決定力よりもミスしないことが優先されます。)

     スマッシュのミスが減ると試合で使う機会も増えて攻撃に変化も出るため試合を優位に進めやすくなります。
     
    上記は私見です。皆様の上達のヒントになれば幸いです。
    藤井 領一

  2. 藤井 領一 より:

    下記補足致します。

    フリックやスマッシュ等、スピードに頼ると決まりやすい反面、以下の弊害(リスク)があります。

    ・打球時に力が入ったりボールの軌道が直線的になるため、安定性が損なわれる。(ミスしやすい。)
    ・打球時に定位置から動いたり、打球後体勢が崩れたりして、相手から返球された場合続けて打ちにくい。
    ・相手が強くなればなるほど決まりにくくなる。(逆に上級者からカウンターされやすくなる。)
    ・球速が速いとボールが曲がりにくくなるため相手は軌道がやや読みやすくなり打球の勢いを利用されやすい。

    リスクを少なくするためには、スマッシュ系の打法を使う際は以下の点に注意すると良いと思います。

    ・浅く浮いたボールを狙う(できるだけ外しにくい前寄りの高い打点で打てるボールを狙う。)
    ・打ち慣れた打球感覚で打球できる様、特別な打ち方ではなくいつもの(と近い)打ち方でスマッシュする。
    ・ラケットをフラットに当てるナックル性の打球ではなく、安定性を考えて回転をかけて打球する。
    ・打球の速さで1本で決めようとせず、コース取りや回転もミックスして相手を崩し連打で決める意識を持つ。
    ・どんなに強いボールを打った時でも、打球後は体勢を整えて相手からの返球に備える。

    ※スマッシュ系の打法は安定性が高まれば試合等で使う機会も増えるため、まずは確実に入れられる様に練習すると良いと思います。(強打する際はミスしないことが重要です。)

    上記は私見です。皆様の上達のヒントになれば幸いです。
    藤井 領一

  3. 藤井 領一 より:

    河田さん

    いかがお過ごしでしょうか。

    河田さんほどではないですが、私も縁あって日本よりも上のレベルの卓球に触れる機会があります。
    海外の最新情報から今後重要になると思われるものを以下皆さんに紹介致します。

    ■将来今以上に重要となる要素
    ・安定性
    ・自分のポジショニングと体勢を崩されないこと
    ・相手に読まれないこと(分かりにくさや変化)
    ・相手に対応する時間的余裕を与えないこと

    ■将来今以上に重要となる技術
    ・自陣に隙がない位置に構え、前陣で両ハンドで巧みにプレーができる技術
    ・素早く小さく動いてコンパクトに打球後、すぐに定位置に戻り次のボールに備える技術
    ・相手のボールを利用できる打球技術(強いボールをカウンターやカットできる技術)
    ・同じに見えるフォームから異なる球質・回転のボールを打てる技術(変化を出す技術)
    ・戦型にかかわらず、プレーに有効な技術は全て一通りできること(多彩な技術)

    上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
    藤井 領一

  4. 藤井 領一 より:

    河田さん

    ブログ記事&動画拝見致しました。動きもシャープで、お元気そうでなによりです。

    ワールドチームカップは日本男子&女子選手は決勝で中国に惜しくも敗れてしまいました。
    今後とも河田さんの中国卓球の見識を活かして日本卓球をご指導の程よろしくお願い致します。

    ブログに関してコメントさせていただきます。

    チキータ全盛の時代はやや言い過ぎですが、ブラボールの卓球ではオールフォアの様なドライブに代わりチキータや逆チキータなどの横回転系技術が多く使われるようになった主な理由としては以下が考えられます。

    ・左右のボールを両ハンドで処理することで無駄な動きがなくなり、ポジションや体勢が崩されにくくなる。
    ・上回転ドライブは山なりの弧線軌道になり末端では適度に減速して高く弾むため相手から反撃されやすい。 
     →横回転系のボールはやや直線的に飛んで、相手コートに入ってから横に曲がりながら沈む軌道となるため、安定性があり相手に時間的余裕を与えにくい。(特に相手から逃げていく横回転のボールは追いつきにくい)
    ・横回転系はドライブはよりも球質的にやや返しにくい。(軌道から上/下回転の混在の有無を判別しにくい)
    ・相手の上/下回転のボールを横回転系で打ち返すと、打球時の摩擦でボールの回転軸がずれ(捻れ)る。
     →相手の回転の影響を100%まともに受けることを回避しつつ部分的に自分の回転に利用して返球できる。

    プラボール、シェイクラケットが主流となった現代卓球では中央寄りのポジションでフォア/バックの両ハンドで対応しチキータなどの横回転系技術を使った方が合理的な卓球がしやすくなったということだと思います。 

    以下、動画(バックフリック)に対する私のコメントです。

    動画の説明で「フリックは少し直線的なボールになる」と批評されていますが、動画を見た限りしっかり回転をかけて打球しておられるので安定性を考慮したミスするリスクの小さい打ち方だと思います。

    ただ、このフリックだと相手が上級者の場合ほぼ全て返されてしまい、決定打にはなりにくい。
    サイドライン際の厳しいコースを狙って相手のポジションと体勢を崩して、以降の展開で仕留める組み立てが必要だと思います。

    動画とは若干異なりますが、ラケットをフラットにボールに当てナックル気味に打つフリックもあります。
    その場合、ボールの軌道はもう少し直線的になり打球にスピードは出ますが、安定性が悪くなります。

    フリックはやや攻撃的な打法ですが、中途半端に速いボールを打つと相手はラケットに当ててコースを狙って返すだけで「良いリターン」ができてしまいます。→中途半端な攻撃は最も相手にカウンターされやすい。

    ここからは私の見解になりますが、私はフリックは「騙しのスマッシュ」だと考えています。

    フリックはスマッシュよりも打球に威力が出しにくい分、相手にスマッシュ性のボールを打つことを打球するまで分からない様に打つことでスマッシュと同等の決定力が生まれると考えます。
    →フリックは相手の意表をつくレシーブ技術

    つまり、いかにもこれからフリックしますよと相手に丸わかりのモーションからフリックしても相手に待たれてカウンターを狙われてしまいます。これでは逆効果になりがちです。

    効果的なフリックをするためには、いかにもストップかツッツキをするように見えるレシーブ動作から打球する直前にフリックに切り替えて攻撃すれば相手は読めていない分対応が遅れて決まりやすくなります。

    〜まとめ〜
    ・上級者相手に中途半端な攻撃は禁物
     →最後まで攻め抜く攻撃を組み立てるまたは打ちにくいボールを相手に打たせてミスを誘いつつ反撃を狙う。
    ・相手の裏をかいたり(意表をついたり)、変化を出して相手の読みを外すことが大切。

    上記は私見です。皆様の上達のヒントになれば幸いです。
    藤井 領一

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