バック逆横回転サーブ
こんにちは。藤井です。
今日は自分が試合でここぞという時に使う必殺サーブを紹介しまします。バックの逆回転サーブ。幾多の場面でこのサーブには助けられてきました。
大学の時に上海に練習に行き、その際、見様見真似で練習したサーブです。また、かつての世界チャンピオン孔令輝選手が使っていたサーブとしても知られています。
見た目は下回転サーブに見えますが、ほぼ上回転しか出ません笑 時々まぐれで下回転が出ます。
以下やり方です。
1、ラケットを限りなく垂直に構える(実際は少し傾く)
2、ボールを投げ上げた瞬間ラケットを下げる
3、ボールが落ちてくる際に腕を下から上に振る
4、腕を下から上に振っている瞬間に打球するが、打球時は手首を下にスイングし、その後戻す
ポイントは4の腕は下から上にスイングし、手首は上から下にスイングする所です。
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コメント一覧-
藤井 領一 より:
2018年2月19日 11:17 AM
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藤井 領一 より:
2018年2月17日 3:28 PM
-
藤井 領一 より:
2018年2月17日 12:25 PM
藤井コーチ様
どこの卓球教室についても言えることですが、助言(アドバイス)はプレースタイル別に全体の構成・バランスを考えて言う必要があると思います。
1.高い打点(バウンド後の頂点付近)で打ちなさい。
2.しっかり回転をかけて打ちなさい。
3.打球時に前に押し過ぎない。
上記の3つはどれも至極当然の助言に思えますが、この3つを同時に満たそうとすると難しい。
なぜなら、高い打点はボールが頂点で垂直方向の速度が0になって球速が落ちてボールの軌道が変化しやすく、前に押し過ぎない様に打球すると摩擦力が小さくなるため回転をかけにくい。
高い打点はむしろ(ボールや打ち方にもよりますが)スマッシュ系の打法(強い回転をかけずに強く前に押す打ち方)が打ちやすい打点なのです。
卓球の助言は単発ではなく、どういうプレーをする場合にはという条件を限って組み合わせのセットで言わないと逆効果になる恐れがあります。
助言する上でのもう1つの視点は先のこと(次の展開が有利になるかまで)を考えて言うです。
例えば裏ソフトでほどよい強さで上回転のドライブを打つと確かに相手のコートに入れやすいですが、相手は回転が読みやすく練習で取り慣れているため最も返しやすい、選手によっては最も反撃しやすい/切りやすい球質のボールになりやすい。(プラボール移行後この傾向が強くなりました。)
またドライブはスイング時に体を回して踏ん張ったり、ラケットや手が頭やおでこの前で止まったりして相手から速く返されると続けて打ちにくい。(続けて打つための体勢・構えを整えるの難しい。)
仮にドライブが最も返球しやすいラリー中の打法であったとしても、次の展開(相手の返球・反撃しやすさ)や次の次の展開(自分が続けて打ちやすいか)など先のこともトータルで考えるとドライブが最善の打法とは限らないと思います。
貴殿が上(前進)回転のドライブが「I試合に勝つための必須スキル」と主張されるのであれば、その根拠を教えていただければ幸いです。
上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
藤井 領一
下記補足致します。
孔令輝のバックサーブは、サーブの打球位置(3球目をフォアで打ちやすいバック側から出す)、サーブの打ち方や軌道(逆横回転に見えやすい)、相手のレシーブコースを自分から見てフォア側に限定(逆横回転に見えるボールは回転の影響によるミスが怖くて狭い相手のバック側に返せない)など全てがレシーブミスや3球目攻撃しやすい様計算し尽くされています。
あと藤井コーチの「見た目は下回転サーブに見えますが、ほぼ上回転しか出ません。時々まぐれで下回転が出ます」という打ち方の見た目と実際のボール回転が違うのと、同じ打ち方で時々逆回転が出るというのはどちらもとても高度な技術なんです。
一般的に卓球選手は「速いボール」、「強い回転」、「コントロール」、「フットワーク」などの強化を練習しますが、強打し過ぎると力が入ったりボールの軌道の関係で安定性を損ねやすい。
その点相手から回転の分かりにくい緩めのボールは安定性と両立しやすいし、相手は返球しにくい。
では回転の分かりにくいボールを出すのはどうすれば良いのでしょうか?
・同じフォームから複数の回転が打てる打ち方をする。(バックサーブなど)
・腕や手(ラケット)を振る方向と違う向きの回転をかける。(シュート回転など)
・打球と逆回転に見えるバックスイングやフォロースイングをする。
・テイクバックをしないまたはできるだけコンパクトなスイングで打球する。
・粒高など回転が反転するラバーを使い、自動反転、自力回転、ナックルを混ぜる。
ボールの軌道(曲がり方)である程度回転が回転がわかる横回転と比べ、上/下回転はボールの軌道から回転がややわかりにくく、上/下回転の読み違えはミスにつながりやすい。
逆に相手に回転の分かりにくいボールを出された場合は、ヤマ勘で強く打たず確実に返球し、打ちやすいボールが来るまで粘って待つ方が良いと考えます。
上記は私見です。皆様のご参考になれば幸いです。
藤井 領一
藤井コーチ様
ご無沙汰しております。お元気でお過ごしでしょうか。
藤井コーチの動画(バック逆横回転サーブ)拝見致しました。
私の目が悪いせいか全部逆横上回転サーブに見えます。笑
藤井コーチが打球時にボールを逆横に少し擦り上げて打っているのが上の動画でご確認いただけると思いますが、この打ち方で時々まぐれで下回転が出せるのであれば本家もさぞかし驚くと思います。
孔令輝のバックサーブは逆横系だけでなく、上系、下系、ナックル系と多彩な回転のサーブを同じ様なフォームからノーテイクバックで出せます。
そのため、相手は回転が読みづらく下の動画の様にレシーブミスも少なからずあった様に思います。
私は孔令輝のバックサーブの真の狙いは、逆横回転系のサーブと思わせて実際には逆横回転の入っていない上回転または下回転のサーブを出して相手に自分のフォア側にレシーブさせ、それを狙って3球目をフォアで強く打って攻める作戦(サーブは3球目攻撃の伏線)だったと考えています。
相手の思い込みを利用する意味で、「バック逆横回転サーブ」という名称から既に試合が始まっています。
下はその練習シーンだと思いますが、孔令輝がサーブを出した後バックコーナーからさらに台のサイドに回り込んで得意のフォアで3球目攻撃しています。(サーブを出す時点で3球目攻撃のイメージができています。)
このバックサーブは回転の読みにくいサーブを出して相手のレシーブミスを誘い、相手がレシーブして返して来ても相手のレシーブコースを限定しフォアで3球目攻撃する2段構えの狙いがあると思います。
試合で競り合った、確実に点がほしい場面で使えるサーブの1つだと思います。
藤井さん、皆さんの参考になるサーブをご紹介いただきありがとうございました。
上記は私見です。皆様の上達のヒントになれば幸いです。
藤井 領一