継続は力なり
こんにちは。
卓球三昧の藤井です。
以前のブログに書いた365日計画を始めてから1ヶ月と少し経ちました。一応まだ、1日も練習、もしくは筋トレを怠らずに継続中です。1ヶ月続けると明らかに卓球の調子も、筋肉のつき方も変わってきました。
卓球の調子においては、忘れていた足の動き方を思い出してきました。筋力的には以前よりも重い負荷で回数をこなせるようになってきました。
25歳を越えると筋力が毎年1%ずつ落ちるとの研究結果があります。この研究結果が正しいならば、また限られた時間の中で技術的な練習とトレーニングをするのならば、トレーニングの比率を多くしなくてはパフォーマンスが維持できないということだと思います。(技術レベルは維持できると仮定して)
改めてトレーニングの大切さを感じます。
学生時代の全盛期には戻れないとわかっていても、日々進歩を感じるのは悪くないですね。また、目標を持ってトレーニングをしていると気持ち的にもポジティブになります。「健全なる精神は健全なる身体に宿る」まさにその通りですね^^
昨日より今日。今日より明日。皆さんも日々卓球三昧でいきましょう!
藤井
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コメント一覧-
藤井 領一 より:
2017年7月7日 3:54 PM
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藤井 領一 より:
2017年7月6日 7:03 PM
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藤井 領一 より:
2017年7月6日 9:26 AM
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藤井 領一 より:
2017年7月4日 8:43 AM
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藤井 領一 より:
2017年7月2日 9:37 AM
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藤井 領一 より:
2017年7月1日 10:54 PM
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藤井 領一 より:
2017年7月1日 10:06 PM
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藤井 領一 より:
2017年7月1日 5:41 PM
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藤井 領一 より:
2017年7月1日 9:31 AM
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藤井 領一 より:
2017年7月1日 7:54 AM
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スポーツをする際、人によって差はあっても多少の時間とお金はかかると思います。
また誰しも一度はどの様な練習が効果的か悩まれると思います。
もし試合で勝ちたいのであれば、過去に試合に負けた原因を考えれば良いと思います。
もし実戦的な練習が足りなかったから試合に負けたのであれば、実戦的な練習が必要になるでしょう。
また体力やパワーが足りずに試合に負けたのであれば、それらを強化する練習が必要になるでしょう。
もし上達したいのであれば、色々新しい技術を覚えたり、既に覚えた技術の精度を高める練習なども必要でしょう。また強みを伸ばしたり弱みを改善したり色々なアプローチの仕方があると思います。
目的や目標を達成するには、それに合った意味のある練習をすることが大切です。
例えば試合では有り得ない状況の練習や1本調子で同じパターンを延々と繰り返す練習は、一見効果的な様で実戦的ではありません。(この様な練習だけでは試合の対応力がつきにくい。)
限られた練習時間内で出来るだけ色々な回転、速さ、コースのボールに慣れて返す練習や複数の要素やエッセンスが詰まった中身の濃い練習が効果的だと思います。
(試合で不慣れなボール、組み立てに戸惑うことがない様、練習で幅広い対応力を養った方が良い。)
自分のプレーの形や癖は後々影響するので、新しいことを覚える時にできるだけ良い形、良い癖、柔軟性(力まない)等を身に付ける様にすれば、将来大きな差になっていくと思います。
上達したり、試合に勝つためには限られた時間の中で色々な事を身に付けていかなくてはなりません。
時代とともに卓球も変わりますし、自分の体力、技量、目的なども変わります。
必要以上に形式にとらわれず、自分で効果的な練習メニューを考えて適宜変えていく習慣が大切だと思います。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
世の中の物事には少なからず問題が出て来ます。問題を解決・改善するにはメソッドが必要です。
スポーツに限りませんが、複雑でない多くの問題は以下の手順で改善できる場合が少なからずあります。
1.ミスや失敗の原因を推測し理論や物理法則に照らしてその原因が正しいかどうか頭の中で確かめる。
2.原因に基づき、対策や改善案を考えます。(自分では対応が難しい場合、外部に支援を求めます。)
3.対策や改善案を実際にテストで検証し、改善された(ミスや失敗が減った)かどうか確認します。
4.テストで有効性が検証できた場合は、対策や改善案の習熟練習や実行・実施を行います。
テストで有効性が検証できなかった場合は、上記1に戻り一からやり直します。
〜まとめ〜
慌ててすぐに解決しようとせず、なぜ<Why>そうなるのか(原因)を追及してから、どうすれば良くなるか考えて検証するこ手順を身に付けることが大切です。
物事の現象・表象だけを見るのではなく、上位概念や抽象的な本質(メタ)を見極めて問題の解決方法を考えると、より根本的・抜本的な解決策を見出すことができる場合があります。
現在起こっている事柄の一つ上の視点(抽象的観点)から物事を見る姿勢が大切です。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
私の場合卓球をする時はたとえスマッシュを打つ時も(外すと意味がないのでなおさら)安定性を考えて回転をかけて打ちます。(私の経験では強打も回転をかけた方が得点率がやや高くなります。)
両面とも粒高系ラバーですが、あえてナックルや返球に残る相手の回転に頼らない卓球をしています。
粒高で自分から回転をかけて勝負する人は少ないため相手も不慣れでやりにくいとの読みはあります。
回転をかける際、どの方向に回転をかけるのが良いのでしょうか?以下に私のやり方を紹介します。
1.基本(軽打)は横回転
回転をかける方向は打ちやすさや安定性も考慮する必要がありますが、それらをクリアした上で自らの戦術との整合性が大切です。
私の場合は、相手の遠い所へ相手から遠ざかっていくボールを入れて相手を左右に揺さぶる戦術のため、中速度の軽打で左右のサイドに切れていく横回転(右または左回転)で打ちます。
2.強く打つ時
私は粒高なので、高い打点でラケットを被せて上回転をかけると必要な摩擦力を得られないためほとんど回転がかかりません。(滑りやすく、巧く打てても回転不足で直線的な軌道になります。)
従って強めに打つ時も横回転をかけて横に擦ります。
横に擦ればボールは打球時にラバー上を横に滑るため、下方向に滑って落としにくくなります。
横回転は打球時にラケット面の上下方向の角度が変わらないため、ラケット面の角度を合わせて打てば、強打をネット/オーバーミスしにくいメリットがあります。
粒高で強打する時は打球時に滑って落とさない様、小さなテイクバックからゆっくり打球する感じでラケットをボールに近づけ、打球時に急加速して速度と回転を出すようにしています。
スマッシュは1本で決めようと思わず回転をかけて空きスペースへ軽く1本打ち相手が返して来たボールを連打でスマッシュする気持ちで待ちます。スマッシュは連打で確実に決める意識が大切です。
3.弱く打つ時
弱く打つ時は下回転系が最も入りやすく安定します。
私の場合は切るストップをする時は下回転ですが、カットで横下回転をかけたサイド際へ早い打点のショートクロスの方をよく使います。
粒系ラバーの切れたカットのショートクロスはボールの軌道の曲がりが大きく決定打になりやすい。
(裏ソフトの場合強い回転はかかりますがボールに速度が出やすいため、ライジングのショートクロスはミスしたり相手に追い付かれて返されやすい。)
〜まとめ〜
卓球台の半面(各自のコート)は縦(137cm)よりも横(152cm)の方が15cmも長い。
(卓球台は中央にネットがあるため、実際には縦の137cm全面にボールを入れることは難しい。)
そのため、相手をより大きく揺さぶるためには縦の揺さぶりよりも横の揺さぶりの方が効果的です。
→卓球台の四隅近くを使い相手を対角(例:フォア前とバッククロス)に揺さぶると最も効果的です。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
藤井コーチに朗報です。
新聞で読んだのですが、家に置く会話ロボットが市販されるそうです。(価格は10万円前後)
このロボットの特色は人の会話を理解し、話を展開させ、ジョークも言うそうです。
毎日自宅でお暇な時はロボットと英語でウィットに富む会話をすれば、英語力は短期間にネイティブレベルに上達すること請け合いです。
若干発想が人間と違うらしい(AIなので仕方無い)のですが、頭が良い人にはそこがまた良いのでは?
私は数年前某社の黎明期のロボットと仕事中に何度か会話?をしたことがあります。(値段はレンタルしないと自腹で買えるレベルではなかった。)
あの頃のロボットはこちらの話を理解せず、予め設定されたパターンの会話を脈絡も無くしゃべるだけでした。突然変なことをしゃべり出すのでびっくりしました。
そのためとんちんかんな会話に嫌気が差しては電源を切ったりまた恋しくなっては入れたりしました。
でも風貌と声が可愛い子供の様だったので、そばに置くだけでなぜか愛らしかった思い出があります。
話は少し変わりますが、東京のある所では生徒が机上のタブレットとにらめっこをしてAI先生相手に授業を受ける学習塾があるそうです。
卓球三昧やShakehandsでもそう遠くない将来、生徒さんがネットやスマホで卓球理論の講義や実技の指導を受ける日が来るかもしれないですね。
業界に関わらず、人に知能を授けたり、正確な判断処理が求められるところ(例えば乗り物の運転)は少しずつAIに代替されていく流れになっていると感じます。
人間と違ってAI(機械)は(想定内の状況では)ミスしないので、近い将来車や所定のコースを動く乗り物は自動運転がベース(必要度に応じて人間がバックアップ)の形になっていくでしょう。
上記は私見です。
本日(7/2)から卓球のオーストラリアオープンが開催されます。
6/29付CTTA広告によると「中国男子は過度の身体的疲労と傷病のため休息調整が必要なため不参加、
女子は正常通り参加」(その旨CTTAからITTFへ伝えて理解を得ている)とのことです。
色々な打点でドライブを打つ場合の特徴(長所/短所)をまとめました。
1.低めの早い打点(ライジング)
回転をかけやすい(摩擦力が大きいため)
コントロールしやすい(摩擦力が大きいため)
球威のあるボールを打ちやすい。(ボールの勢いを利用でき、相手から近いため)
入れられる角度が狭い。
打点が低いため、やや打ちにくい。
(結論)威力のあるボールを打ちやすいが、打球技術とコントロールが必要
2.高い打点(頂点近く)
回転をかけにくい(摩擦力が小さく滑りやすい)
コントロールしにくい(摩擦力が小さく滑りやすい)
球威のあるボールをやや打ちにくい。
入れられる角度が広い。
打点の高さによっては高過ぎて、やや打ちにくい。
(結論)威力のあるボールをやや打ちにくいが、角度的に相手のコートに入れやすい。
3.遅い打点(頂点後の落ち始めた所)
やや回転をかけやすい(摩擦力は中程度)
ややコントロールしやすい(摩擦力は中程度)
球威のあるボールを打ちにくい。(相手から遠いため)
入れられる角度はやや広い。
打ちやすい打点で打てる。
(結論)威力のあるボールを打ちにくいが、全体的に打ちやすい。
〜まとめ〜
どの打球点も一長一短で、すべての要素が有利な打点はありません。
従って、自分のプレースタイル等を考慮してメインの打点を選択するのが良いと考えます。
上記1のライジングドライブは攻撃力は高いですが難易度が高く、やや上級者向けと言えます。
実際の試合ではボールにより色々な打球点で打たざる得ない状況も想定されるため、打球点に適した打ち方を身に付けることが大切だと考えます。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
先日中国コーチに私の裏ソフトのフォアハンドを見てもらいました。
軽くフォアの基礎打ちの後、上回転スマッシュとドライブを打ちどちらが良いかコーチに聞きました。
即答で「上回転スマッシュの方が良い」とのこと
理由は「ドライブは返せるが、上回転スマッシュは返しにくい」とのことでした。
もちろん、実際の試合では回転がわかりづらいボールもあります。
そういう時は安全性を重視してドライブ、相手がドライブなどわかりやすい回転のボールを打ってきた場合は上回転スマッシュというように使い分けは必要です。
ほどよい上回転と速度のドライブは相手のボールの勢いを利用してスマッシュが打ちやすい!
さらに私はスマッシュを打つ時は、打点等の状況により以下の様に回転を変えます。
<スマッシュの回転>
低めの早い打点:上回転
深めの高い打点:横回転(シュート回転とカーブ回転の2種類)
浅めの前の打点:横下回転
※上記は裏ソフトのスマッシュの場合です。粒系ラバーのスマッシュは全て横回転系になります。
1.低めの早い打点:上回転
バウンド後、台上約20cmの早い打点で上回転をかけてほぼ水平に打ち出すように打球します。
ライジングのボール速度とスマッシュの急加速するスイングの摩擦力を利用して強い上回転をかけてスマッシュすると、空気から受ける揚力により鋭く落ちる軌道を描いてエッジ際に入ります。
2.深めの高い打点:横回転
高い打点(台上約30cm以上)で打球する場合、横回転をかけて上から下に打ちおろします。
高い打点ではラケット面を被せて打ち降ろすスイングになるため、上回転は滑って落としやすいため、この場合は強い横回転をかけて安定性を高めてスマッシュします。
3.浅めの前の打点:横下回転
浅い打点で打球する場合、横下回転の回転をかけて上から下に打ちおろします。
台上の前の打点では外すリスクがないため、相手コートにバウンド後ボールが急上昇しながら横に切れて行く軌道のスマッシュを打ちます。
プラボールはラージボール同様、下回転の速いボールは上に曲がる(ホップする)軌道になります。
〜まとめ〜
スマッシュは加速により打球時の摩擦力が高めるため回転をかけやすく、安定性も高まります。
→スマッシュ時に回転をかけないと強い摩擦力を活かせず、安定性が悪くなります。(非合理的)
理論に基づき、状況やリスクに応じてスマッシュの回転を変えるとより効果的です。
スマッシュは回転をかけた方がラケットが横に抜けて打ちやすく(下回転系以外)安定性も良い。
下回転は速度が遅めのカットやツッツキは相手コートで軌道が落ちて安定性が良くなりますが、速度が速いとボールが上に曲がるため逆に安定性は悪くなります。(横下回転の方が安定性は良い。)
下回転系のスマッシュは台を出てからボールが急上昇するため相手は返しにくくなります。しかし安定性が悪くなるため下回転系スマッシュでも入れられる状況以外では使わない方が賢明と考えます。
スマッシュはボールの回転がわかりやすい場合には有効ですが、回転がわかりにくい(特に切れた)ボールの場合はミスが多くなります。
粒系ラバーと異なり裏ソフトのスマッシュの場合、回転の影響で外すリスクが大きくなります。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
私は卓球の練習時間は短く最近は週1〜2時間程度です。
それ以上レッスン代が払えないからでも忙しいからでもなくてそれ以上やる必要性を感じないからです。
強豪校ではほぼ毎日5時間以上は当たり前で、熱心なところだと1日10時間位練習する様ですが、私は卓球の上達は理論の理解が前提と考えています。(ここはもっと力を入れるべきだと思います。)
理論を理解しないで練習すると間違った(不合理な)やり方を膨大な時間をかけてマスター!してしまう(練習するほど弱くなる、負けるための)練習になる可能性が大きいので注意が必要です。
学校の勉強に例えると基礎を理解しないで応用問題や難問に悪戦苦闘しても非効率なのと同じです。
理論を理解し、試合で勝つために必要な要件や形(打法等の技術や戦術)を洗い出し、自分に合った最も合理的なプレースタイルを自分で設計します。←上達するためにはココが出発点!
理論を実戦にどのような形やスタイルで活かすかを予め考えておけば、練習はそれを実際にテスト・評価し、問題があれば修正するだけなので、週1〜2時間で十分なわけです。
卓球に限らず、練習によるスポーツの上達はいわゆるPDCA(*)のサイクルです。
(*)Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)
ただ上記の実践に役立つ人を練習パートナーに選ばないとサイクルが前に進まなくなります。
上記のサイクルでしっかり回すと質の高い練習をする時間が僅かでもあれば、上達できると考えます。
上記は私見です。
実際に打球してみるとセルボールよりもかなり打ちやすくなったと感じるプラボールですが、試合のラリーの平均本数を比較してみるとやや短くなっている様です。
サーブの回転が弱くなってレシーブしやすくなっているのに、10本以上続く長いラリーは滅多に見れなくなり、促進ルール適用の試合も随分少なくなりました。
何か訳があるのではと考え、過去に幾人かから聞いたセルボールを打った感想を纏めてみました。
・やや回転がかけにくい。(打球時に滑りやすい。)
・球速がやや落ちた。(失速しやすい。止まりやすい。)
・失速時にボールの軌道の変化が大きい。(回転により急に止まったり横に曲がる。)
・ボールが高く跳ね上がりやすい。(やや浮きやすい。)
・やや球離れが早い。(コントロールしにくい)
上記は主に材質がプラスティックになったためボール表面の摩擦係数が減りやや滑りやすくなったこととボールのサイズと材質の変化により空気抵抗がやや大きくなったことによる現象と考えられます。
上記の特徴があるプラボールはどのように打てば相手が返しにくいのでしょうか?
やや球速が落ちたとはいえ、速いスマッシュは現在も返しにくいと感じます。
しかし、以前のボールと比較すると球威が落ちた分少し返しやすくなっていることもまた事実です。
以前よりも明らかに返しにくくなったのは、切れたボールです。
空気抵抗の大きいプラボールが切れると、軌道が蛇のような大きな曲線率で曲がります。
(サイド際に横下回転の強いカット性のボールを入れると真横に曲がりややこちらへ戻ってきます。)
またボールが少し滑りやすくなったため、切れたボールを打つと明らかにミスが多くなりました。
回転がかかっているボールは以前よりもボールをよく見てやや慎重に打つ必要があると感じます。
切れたボールは強い回転と遅い速度の関係で軌道の曲がりが大きく、相手が取りにくいだけでなく、相手コートに入りやすい(安定性が良い)というメリットもあります。
また打つのが難しい割にボールが緩いため相手が強打してミスしがちなので、まさに一石三鳥ですね。
切れたボールの短所は(自分が打つのがやや難しいことを除けば)正確にコースを狙いにくい点です。
切れたスマッシュ若しくは切れたプッシュを使うとボールが速い分、軌道はやや直線的になりますが、ピンポイントでコースを狙うことができます。(相手を崩す組み立てがやりやすい)
速いボールほど軌道が直線的になり、相手にボールの軌道を読まれやすい(適度に失速してカウンターを狙われやすい)ので逆に速いボールを打つ時は注意が必要です。
打ちにくい切れたボールを相手に打たせ、鉄壁の守備&反撃力で迎え撃つ、これができる様になれば、ダイナミックな試合展開(観客を楽しませること)ができ、勝ちやすく最善の戦い方と考えます。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
>以前のブログに書いた365日計画を始めてから1ヶ月と少し経ちました。
新しい習慣は慣れない最初ほどきついもので1ケ月続けると習慣(癖)になります、その後はいつものように習慣を実行すればよいだけです。
逆に1日でも止めると禁断症状とまではいかなくてもすっきりしないので、続ける方が楽になります。
何かを毎日長く続けるコツは自分が実行可能と思える範囲で期間を設定して始めることです。そこまでやれば楽になると思えば人間頑張れるものです。終わりが来た時には習慣や癖になっています。笑
さて話は変わりますが、将棋や囲碁をされた方は誰しもいくつか定跡を覚えられたことでしょう。
定跡を覚えると定跡がある所までは相手の最善手に対して最善手を指し続けることができるのでプロの高段者と対戦しても途中迄は互角に戦うことができます。最後まで勝っちゃう人は本当に強い!
では、卓球の定跡は何でしょうか?
サーブならさしずめ「フォア前」が定跡でしょう。最近はロングサーブも定跡化されつつありますが。
レシーブの定跡は何でしょか?
短いサーブなら「ストップ」、サーブが台から出れば「ドライブ」が定跡でしょうか。
それ以外は色々ありすぎて、各人が自分なりの定跡を作るのが良いと思います。
ラリーの定跡は何でしょうか?
卓球も勝ち負けのある競技なので、相手がやりにくい所を突くが基本になります。
相手は動かずに打ちたいはずなので、定跡は「相手が動かないと取れない所を狙う」でしょう。
一般的には空きペースはフォア側の方が広いので、「フォアのサイド際へ打つ」が定跡と言えます。
相手がフォアへ動いて返して来たボールを今後は早いタイミングで相手のバック側へ打つが定跡です。
さらに相手がバックへ動いて体勢を崩しながらカットで何とか返して来た山なりのボールをコースへ打って決めるまでが定跡です。これは皆さんもテレビや動画で何度も見たことのあるシーンですね。
この定跡形の攻め方はプロの中国選手がよく使います。
プロの場合は定跡をただ知っているだけではなく、その通りにできるか否かで真価が問われます。
別の攻め方の定跡として、「相手の苦手(弱み)を突く」があります。
相手の弱点は事前の戦力分析で把握し対応策を考えて仮想相手と練習しておくのが良いやり方ですが、それができない場合は対戦相手の前の試合を見るか、最悪試合中に相手の弱いところを探します。
相手の弱点としては、「バックやフォアのコーナー近くやフォアミドルへの強く打たれると返せない」が割とありがちなので、試合の1G目はその辺を中心に攻めて相手の技量レベルを確認します。
相手の弱点が見つかれば、そこを効果的なタイミングで突きながら、展開を組み立てると有利に試合を進めやすくなります。
将棋、囲碁、チェスと同様に卓球もまずは定跡を覚えますが、スポーツの場合は定跡が実際にできるところまでが定跡だと思います。
定跡をマスターすれば、次はボール強弱、回転、コースの変化の付け方を覚えます。
定跡と変化をミックスして試合を組み立てると相手はこちらの組み立てを想定しづらくなり、対応が難しくなります。
上級者は誰しも定跡を知っており習熟しているため、定跡だけでは大きな効果は望みにくいです。
相手が慣れていないボールや予期していない攻守の組み立てができるとより多くのミスを誘えます。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
藤井 領一