来年に向けて
こんばんは!
高田馬場の大村です。
藤井コーチも言っていますが、残念ながら僕と藤井コーチが所属する我がウイニングクラブはクラブ選手権予選は負けてしまいました。
今回はそれなりに練習をして、調子も良かったのですが、肝心の試合ではあまり上手く力が出せず悔しい思いをしました。
まず対戦した相手が若い選手で、いわゆる現代卓球の打点の速い卓球をする選手でした。
どうもオールド卓球の自分としては高いレベルでそれをやられると焦ってしまい、気持ちの余裕がなくなってしまうんですよね。
しかもなんとかそれに追いつこうと無理をするので力んでしまい、余計に空回りです。
30代の相手だとかなり余裕があるのですが。笑
あとで藤井コーチと話していたのですが、打点が速いとこちらのコートに到達するのが速いので球自体も速く見えるんですよね。
ボールのスピードはほとんど差はないはずなのに打点の速さで差を感じてしまうのでそれに追いつこうと必死になってしまいます。
相手の方が打点が速くてもスピード自体は大したことないので落ち着いて処理したいですよね。
…と後から考えればいくらでも言えるのですが。笑
しまいには力みすぎて首筋から肩にかけてを痛めてしまう始末…。
卓球のコーチとして恥ずかしい限りです( ´Д` )
やはり進化し続けている現代卓球に合わせて自分の卓球も進化させていかなくてはいけないなと改めて強く思いました。
フォアにはある程度の自信があったのですが、そこに持っていくためにもバックハンドを強化したいと思います。
また試合は残念でしたが、今回はチーム内で少し事情があり、全員で何としても予選通過しようという意気込みがありました。
久しぶりに一致団結してチームで勝とうという雰囲気を強く感じることができて楽しくもあり幸せな心境にもなりました。
そして敗退後も団結力は衰えることなく、負けた悔しさが募り早速来年に向けてああしようこうしようと反省会では盛り上がりました。
藤井コーチの言っている365日計画もその中で産まれました(´-`)
8月には全日本マスターズの予選があるので、それに向けて現代卓球に進化していきたいと思います(´▽`)
それでは今日はこのあたりで。
大村拓己
卓球三昧高田馬場店
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コメント一覧-
藤井 領一 より:
2017年6月24日 11:31 PM
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藤井 領一 より:
2017年6月21日 8:01 PM
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藤井 領一 より:
2017年6月15日 10:55 AM
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藤井 領一 より:
2017年6月15日 9:06 AM
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藤井 領一 より:
2017年5月31日 12:53 PM
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藤井 領一 より:
2017年5月28日 8:42 PM
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藤井 領一 より:
2017年5月28日 12:24 PM
早い打点の卓球は、以前よりも少し前で構えるだけでは対応が回らないと思います。
打球するタイミングが早くなる(前で打球する)ということはボールが返って来る迄の時間が往復で短くなるため、打球前の準備(コースの読み、体の動き、ラケット面の切り替え、テイクバック)や打球動作すべて早くコンパクトにしないと間に合わなくなります。
上記は私見です。
大村コーチの凄いところは一度試合で負けた程度の僅かな失敗で現代卓球に進化へと速やかに修正が効くところです。(大村コーチは常に進歩するタイプの人だということがこれでわかります。)
こういう習慣がある人とない人では、長い人生を経ると大きな差になります。
意外なことに多くの人が早い打点(相手コートに近い)よりもバウンド後の頂点(入れられる角度が大きい)で打った方が良いと考えがちなんです。
素人感覚的にはそう考えたくなるのも理解できるのですが、それがもし正しいのならアジア選手権で平野選手が早い打点の卓球で格上の中国代表から3連勝することは有り得ないはずです。
この錯覚は、「ボールを入れられる角度」は感覚的に理解しやすいが、「直線的なボールの入れやすさは距離の二乗に反比例する」(逆二乗の法則)は感覚的に理解しにくいからだと思います。
数学の得意な方だと「球の表面積=4πr^2」だから、球の中心から角度θで光線を発射した場合、球の半径が2倍になると光線が当たる球の表面積が4倍になるので、同じ面積への当てやすさは1/4になるとすぐにわかります。
上記の説明でピンと来ない方はダーツバーへ行って2倍の距離離れて何回もダーツを投げると的に当たる確率が約1/4になることを統計を取って実感されると感覚的にしっくり来るかもしれません。
卓球の場合、ボールの回転や地球の重力による軌道の曲がりや空気抵抗の影響もあり、真空無重力条件下ほど実際には距離は不利になりません。
しかし直線的な軌道の速いボール(スマッシュやフリック)を打つ場合はそれらの影響は少ないので、距離が遠い(打点を下げる)とかなり不利に(入れにくく)なります。
ちょっとお酒を飲みながらダーツバーで遊んだだけで、卓球の打点が早くなって試合で勝てるようになれば儲け物かもそれません。
上記は私見です。
前寄りに構えて早い打点の現代卓球のプレースタイルへ変更を考えられている方は多いと思います。
早い打点で攻める卓球はスピーディでメリットも大きいですが、以下の難しさがあります。
1.ライジングで打つのはやや難しい。
ライジングは相手のボールを利用してタイミングで打つため、練習で慣れる必要があります。
2.相手のボールがすぐに返って来る
前寄りのポジションで早い打点で打ち返すと、打球後、相手からすぐにボールが返って来ます。
ラリーの際、従来よりも時間的に余裕がなくなるので、続けて打てるよう打球間隔に合わせてスイングや体の動きをコンパクトに改善する必要があります。
3.高いボールが打ちにくい
前寄りのポジションにいると、相手が持ち上げた高いボール(特にミドルの深いボール)は急に体近くに迫って来て軌道が変化しがちなため打ちにくい。(時間的に動く余裕はほぼありません。)
以前の後ろのポジションの場合、自分とボールとの間に適度な大きさの空間を作りやすかったのに比べ、空間と時間的に余裕がなくなり打ちにくくなります。
ほとんど動かずに瞬時にラケット面の角度を合わせてコンパクトなスイングで強く打てる技術が必要。
〜まとめ〜
従来のポジションでは高い打球点の方が入れられる角度が大きく打ちやすかったのですが、前寄りに構えると低いボール(ライジング)の方が体と適度な距離をあけられるため打ちやすくなります。
今回の世界卓球で日本選手が高いボールを打ってオーバーミスした時のテレビ解説者の「ボールが高過ぎるとミスも出やすい」という解説が早い打点の現代卓球の特質を物語っています。
私は(一部の適性ある選手を除き)打点が早い方が勝ちやすいとは一概に言えないと考えます。
攻撃力は増しますが余裕が無くなる分対応が難しく、中上級者向きのプレースタイルと考えます。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
しばしば卓球は「回転」のスポーツと言われます。
ボールに回転をかけるスイングを原理的に大別すると下記の3つになります。
1.楕円のスイングの内側で擦る
楕円のスイングの内側で巻き込んで一定時間擦る様に打球して回転をかける方法です。
ボールの上/下/横を線で擦って回転をかけながら斜め前に押して打球するスイングになります。
打法例:(カーブ)ドライブ、チキータ、ミュータ、ツッツキ、前に押すながら切るカット
打球するタイミング:楕円のスイングの前半(やや早目のタイミング)
長所:強い回転(量)をかけやすい。やや速いボールを打ちやすい。
短所:相手の回転の影響を受けやすい。(ややコントロールしにくい)
2.楕円のスイングの外側で擦る
楕円のスイングの外側で一瞬ボールを弾くように打球して回転をかける方法です。
ボールの上/下/横を点で擦って回転をかけて打球するスイングになります。
打法例:(シュート)ドライブ、一部のカット(ラケットをワイパー気味に横に振るレシーブ)
打球するタイミング:楕円のスイングの先端近く(やや遅目のタイミング)
長所:相手の回転の影響を受けにくい。速いボールを打ちやすい
短所:強い回転(量)をかけにくい。(加速するように擦れば、多少強い回転をかけられる)
3.ラケットを直線的に振って擦る
ラケットをまっすぐ一直線に振り、打球時に点で擦るスイングでカットする方法です。
打法例:カット、ラケットを真横に振るレシーブ
打球するタイミング:スイングの真ん中近く
長所:相手の回転の影響を受けにくい。切れたボール(回転量÷速度が大きい)を打ちやすい。
短所:強い回転(量)をかけにくい。(前へ押さないため)相手のボールよりも速度が遅くなる。
〜まとめ〜
試合では局面により求められる要素(回転量、速度、安定性)の優先度が変わるため、状況により上記を適切に使い分けできるようになることが重要です。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
藤井 領一
私は男子では珍しい粒高のため大会前などにコーチから選手の練習相手を頼まれることがあります。
プラ球になってから私のボールを取った選手から「ボールが飛んで来ない。」「ボールが止まっちゃう」と言われ、コーチが「プラボールは失速するので、打点を前にしないと勝てない。」とおっしゃるのを聞いたこともあります。
大村コーチも試合で相手の打点が早かったことを敗因の1つに挙げられています。
打点を早くするのは少し前寄りに構えるのは当然ですが、打球する迄の時間が短くなり台上で打つ場面も増えるため、スイングをコンパクトにする選手が多いです。
打点を早くすること自体のメリット(相手のボールの利用や時間的余裕を奪う)の以外にスイングをコンパクトにする副次的なメリットも加味される場合も多いと感じます。
コンパクトなスイングで打たれると普通のスイングなら未だ打ち出されないタイミングでボールが打ち出されるため、慣れないとボールが速く感じられレシーブの対応が遅れやすくなります。その他ミスが減ったり、カウンターがうまくなったりと副次的なメリットは試合で好影響を与えがちです。
早い打点を突き詰めるとライジング型になり、コンパクトなスイングを突き詰めるとノーテイクバック打法になります。(通常ライジング型の選手はノーテイクバック打法を駆使します。)
ノーテイクバック打法はラケットを全く後ろ(下)に引かずテイクバックしていない様に見えます。しかし実際は構えたところから打球点までのラケットを加速させる楕円軌道がバックスイングの一部になっているため、スキルがあればノーテイクバックでも強いボールが打てるのです。ライジングでノーテイクバックで厳しいコースに強打されると、相手は動けずにボールを見送る感じになります。
ライジング型やノーテイクバック打法は超コンパクトに全身を使って打つ素早い身のこなしが必要なため難しく、やや上級者向け(上のレベルで勝つための技術)と言えると思います。
現代卓球はパワーと体力だけでは勝ち続けるのが難しくなっており、試合で勝つためには以前にも増してスキルや戦術が必要になっていると思います。
上記は私見です.皆様の御参考になれば幸いです。
藤井 領一
私が卓球三昧さんのブログにプラスティックボールの卓球について書いた際にひとつ大事なことを書き忘れていました。
プラ球はセル球より回転と球速がやや落ちるため相手に持ち上げさせると割と簡単に強打できます。
私が試合(レベルは高くないですが)などで使っている組み立ては、レシーブやラリーで横回転系の速めのボールをコースを狙って打ち、相手が落としてネットミスしないよう持ち上げたところを狙いすましてスマッシュすれば比較的簡単に得点できます。(事前に練習は必要です。)
■「ウィニングショットから逆算して考える」の戦術から演繹すると
卓球で最も決定力のあるショット=スマッシュ
→スマッシュが打ちやすいボールを相手に打たせるには、
→相手にチャンスボールを返させる=持ち上げさせる
→相手に持ち上げさせるためには、落としやすい横回転系のボールを入れればよい。
以前は、最後の「横回転系」のところ、「下回転系」(カットまたはツッツキ)だったのですが、プラ球は下回転系は大きく失速する(止まる)ため相手に強く打たれやすいので、アレンジしました。
卓球は理論で強くなるので、卓球のAIとも言うべき卓球コーチが一番強いはずだと思います。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
藤井 領一
クラブ選手権予選残念でしたね。
プラスティックボールは失速(特に下回転系)するので、昔の感覚で打ちにいくとボールが止まる感じですごく打ちにくかったと想像します。
若い人(特にジュニア)は新しいボールに慣れるのが早く、以前よりも打点を早くして体重を前にのせて打ってきます。取れなかったのは実際には見た目通りボールが少し速かったんだと思います。
私も若い選手が早い打点で体をボールにぶつけるように打ってくるスピード系のボールを最初取れなかったです。スマッシュも台から出ると僅かに失速するので、一瞬待ってわざと少し差し込ませてぎりぎりのタイミングでレシーブすればある程度返せるようになりました。大村コーチのおかげです。
スマッシュレシーブは気持ちの余裕とスキルの2つが必要で、これを身に付けるのは本当に難しい。
プラ球は上回転系、特に下回転系は強い回転をかけにくい上に失速して浮いてしまい打たれやすくなったので、現在はドライブやカットを使い過ぎると勝ちにくくなっています。(正に空回りします)
なぜか横回転系のボールだけは台にバウンド後浮かないので、打たれにくいと思います。
プラ球は失速する特徴が顕著です。上/下回転は失速して止まる(浮く)マイナスの影響になりますが、横回転は失速するとますます横に曲がって切れていくので、基本的にプラスの影響が出ていると思います。
私も最近、下回転のカットは3重苦(切れない/止まる/浮きやすい→打たれる)のため諦めて、前陣カットの代わりに前陣チキータの新しいカット(横回転系)に挑戦しています。
粒系ラバーのチキータは回転が少ない割に切れやすく、相手は慣れないと下回転よりも落とします。
チキータはスマッシュ(横回転が入ります)が打ちやすく、実際にレシーブされたコーチの方から「入ると裏ソフトよりも取りにくい」とのお褒めの言葉(お世辞?)を頂きました。
若い人ほど新しいものに慣れるのは早いですが、プロコーチは理論が使えるので、対策を立てることに長けていると思います。
卓球三昧の生徒さんに現代卓球のコツ(理論から導かれ、実証されたもの)を教えてあげて下さい。
8月の全日本マスターズの予選、頑張って下さい。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
藤井 領一