第1回三昧ペア&トリオマッチの感想!
こんにちは!
池袋店の河田です!
第1回三昧ペア&トリオマッチにご参加して頂いた皆様ありがとうございました!
今回は沢山の試合を見させて頂いて、僕なりの感想を話させて頂きたいと思います(*^^*)
いくつかありますが、1つ目は基本打法。「ツッツキ」についてです!女性の試合ではツッツキ対ツッツキでの試合展開が多くありますが、相手のツッツキに対して、ボールが高く甘くなって強打されたり、低く狙ってネットミスなど、そのような形が沢山ありました。
もちろんロングボールにして返球することも大事ですが、質の高いツッツキで返球することも大事になってきます。
質の高いツッツキと言っても沢山あるので、今回は「ツッツキを低くコントロールする」ポイントについて3つ話をします!
・「ボールに対して足をしっかり動かすこと」
ボールの長さ、高さ、落下点は毎回違ってくるので、そこにしっかり足を動かことが大事になります。ボールの待ち方は、基本姿勢の形から膝、足首、足裏を柔らかく小刻みに両足でリズムをとります。
相手のラケット角度、方向を見ながらフォア側なら右足前、バック側ならお臍の位置を基準に考えて右足前、もしくは左足前になることもあります。また最後の着地の足が右足なら、左足を小さくステップしてから右足を出して打球。最後の着地が左足なら小さく右足をステップして左足を少し前にして打球となります。打球点はいつも足で探します。中国卓球の大事な要素の1つです(*^^*)
・「肘の位置によってラケット角度は変わる」
試合を見てると、肘の位置を変えずにラケット角度を調節しようとして、ミスをしてる場面が沢山ありました。イメージして頂きたいのですが、例えばフォアツッツキなら、肘の位置を少し変えるだけでラケット角度は変わります。ツッツキは基本的には繋ぎの技術なので、力は必要ありません。肘の位置を変えずにラケット角度を変えようとすると、必然的に前腕に力が入ってしまい、球離れが早くなり、コントロールが難しくなってしまいます。グリップを柔らかくして打球することが大事です。バックツッツキも同様です。
・「バックスイング、ラケットの抜け方、打球感覚」
バックスイングはラケットとボールの距離がなるべく近いことが大事です。距離が離れてしまうと反発力が強まってしまいます。
ツッツキにも先端を横にして打球するツッツキ、先端を少し縦にして人差し指が相手方向に向いて打球するツッツキとありますが、人差し指の抜き方が大事です。試合を見ていると手のひら、手の甲で打球して押してしまい、球離れが早いように感じました。人差し指がボールの下方向、球体の表面を柔く抜けて行く形が大事です(ツッツキを切るとは違います)
2つ目の気になった点は、「ネット処理」についてです。
今回三昧マッチに参加して頂いた方は、女性が主ということもあり、異質ラバー、スマッシュを武器にする方が多くどうしてもボールの軌道は低くなり、必然的にネットの数は多くなります。実際に僕が見た限りでは1セットに6、7本ネットに当たってる試合もありました。
ネットに当たって点を取られるのはしょうがない場合もありますが、それを拾おうとする意識、気持ちが大事だと思います。ネットをとる練習もなかなか出来ないので、日頃の練習からネットインは拾おうとしてみてはどうでしょうか?
ネットインしたのに点を取られた相手の精神状態、ダメージは大きく、取った点数は1本ですが、2本分、3本分に匹敵します。中国選手の練習動画では、中陣からドライブをして相手側のブロックがネットインした瞬間に前にダッシュしてラケットを台の中に入れてネット処理するシーンもあります。それくらい日頃の練習からネットインはとるという習慣がついているのだと思います。
今回も長いブログを最後まで読んで頂きありがとうございます(*^^*)。
卓球の話になるとついつい話が長くなってしまいます(≧▽≦)笑
このブログが少しでも役にたてば嬉しいです!!
ではこれで失礼します(*^^*)
卓球三昧池袋店
河田
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コメント一覧-
藤井 領一 より:
2017年6月18日 10:20 AM
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藤井 領一 より:
2017年5月12日 4:21 PM
-
藤井 領一 より:
2017年5月4日 1:09 AM
-
藤井 領一 より:
2017年4月28日 3:27 PM
最近の大会を見ていて感じるのが、ツッツキ、ストップ、ネット処理の際、相手に浮いたチャンスボールを返してしまい、次に相手に簡単に打たれて決められるシーンが多いことです。
特にネットインのボールは急にボールのコースが変わるため慌てて甘いボールを返しがちです。
■台上のレシーブ系技術を使う際の留意点
1.基本的に短いボールは短く返す。(ストップして相手に強く打たせない)
2.基本的に長いボールは(短く返しにくいため)長く打ち返す。
3.相手が打つ時に滑ったり回転の影響でミスするようにボールに回転をかけて(切って)返す。
4.次の展開を考えて返球する。→打球後、自分の体勢は立て直し、相手の体勢を崩すボールを返す。
5.相手に切れたボールを先に打たせて相手の打ちミスと守備/カウンターの両面待ちの練習をする。
〜まとめ〜
できるだけ相手に打ちにくいボールを先に打たせて(相手に先にリスクを取らせて)、相手のボールの勢いを利用してコースを狙ってカウンターを狙う(待って反撃する)姿勢大切です。
プラボールは台上では急失速して止まりやすいことを念頭において攻撃/守備するとうまく対応しやすいと思います。
上記は私見です。皆様の上達のヒントになれば幸いです。
最近試合を見ると男女を問わず、巧い人は同じフォームから上回転系と下回転系のサーブを混ぜて簡単に(2本続けて)レシーブミスを誘う場面が見られます。(特に競った場面でやられると痛そう)
サーブの巧い人の場合、打ち方やボールの軌道(回転によってボールの速度も調整して出される)を見ても普通の人には回転がわからない(逆に見えたりする)ため、サーブの回転がわからない前提のレシーブ技術が必要と考えます。(技術では対応できないの場合はラバーとスポンジを調整?)
前回、下記2つのレシーブ方法をご紹介しましたが、サーブの巧い上級者に試した結果を踏まえて実際の使い方を説明します。
1.カットで左右に流す
フリックで打つフォームからクロスとストレートのコーナー〜サイドラインへ切れていくカットを両ハンド混ぜて変化を付けると有効です。
厳しいコースへボールを流せれば相手の体勢が崩れやすいので、返球を早い打点で逆サイドのオープンコートへ流す次の展開(可能であればウィニングショット)を想定しておくとよいと思います。
2.切るストップ
フリックで打つフォームからバウンド直後をとらえボールを軽く切って短いストップを狙います。
ツッツキの様に強い下回転をかけて切るのではなく、ボールの下を軽く撫でるようなソフトタッチでストップします。(ボールがオーバーミス/浮き過ぎたり、バウンド後伸び過ぎたりしないため)
相手に各種回転のサーブを出してもらって試した結果はおおよそ下記の通りです。
下回転:ボールはネットすれすれに超えて、ネット際に短く止まります。
ナックル:下回転よりもボールがやや浮いて伸びますが、切れればコートの中ほどで止まります。
上回転:ボールは浮きますが強い下回転がかかるため、バウンド後、自分の方へ戻ってきます。
※横回転系のサーブは横回転の影響を調整すれば、残りの上/下回転分の影響は上記と同様です。
サーブの回転により上記の様な感じとなる面の角度/強さでボールを切ればほぼ返球できます。
うまくレシーブできるとナックル以外はやや有利な展開になりやすい。
3.まとめ
うまくレシーブすることも大切ですが、できるだけフリック等の攻撃も混ぜて、レシーブすることを相手に読ませないことが重要です。(レシーブに変化を付けることも大切)
私の場合はレシーブよりもフリック等で打つことの方が多いので、レシーブする時は左右に強くフリックするようなフォームで逆サイドにカットで流したり、真ん中に短くストップします。
それでも相手が強い場合は読まれてレシーブを打たれることもあるので、レシーブ後は相手の強打とつなぎの両方を想定しておくことが必要です。
カウンターや守備が得意な方は短いストップで相手に前のめりに打たせてミスを誘ったり、相手の体勢が崩れた隙をついて前陣でカウンターを狙う(やや高等戦術)がやりやすいと思います。
表ソフトや粒高の場合、返球に相手の回転が一部残る(その影響により打球点を下げて緩く返すとミスしやすい)ため、レシーブよりも回転の影響を受けにくいラバーの性質を活かして早い打球点で打っていくことをまず考えた方が攻勢を取りやすいと思います。
上記は私見ですが、皆様の上達のヒントになれば幸いです。
藤井 領一
前回ツッツキの問題点(オーバーミスしやすい/浮きやすい)を提示致しましたが、それでは今迄ツッツキを使っていた人はどうすればよいか、同じ下回転系の使えるレシーブを2つご紹介します。
1.カット(横下回転系)で流す
相手のサーブを横下回転(カーブ系)をかけてカットレシーブします。
利き手(ラケット)を少し上から内ななめ下へ振りながら、カットで打球し、軽くクロスへ流す感じでレシーブします。慣れるとツッツキよりもやりやすく、ラリーでもつなぎで使える技術です。
このレシーブを強めにやるとやや攻撃的になりますが、ボールに強い横下回転がかかり、相手コート内でボールが沈む様に大きく横に曲がるため、意外にオーバーミスは少ないです。
上回転系のボールの斜め下をまっすぐ押すようにつっつくとボールが横に曲がらず、最初はまっすぐ上昇するため相手にボールの軌道を読まれやすくオーバーミスしやすいですが、こちらは横下回転系の柔らかいカットで返す(ボールの回転軸をいなして利用する)技ありのレシーブと言えるでしょう。
やり方は、みうみまが最近の試合でよく使っているので、動画等でご参照下さい。
これに限らず打球時に横系の回転を入れると、ボールの軌道が直線的にならない(曲がる)ため、コントロールが安定します。(強い横回転を入れると、相手は返球しづらくなります。)
2.切るストップ
単にストップしようとすると、ボールが高く上がり過ぎ(浮い)たり、相手コートにバウンド後ボールが弾み(伸び)過ぎることがありますが、打球時に軽くボールの下を切ってストップすると、ボールが相手コートで短く止まりやすいです。
切るストップは基本的にはストップをするのですが、ボールタッチ時に僅かな下回転(軽く切る感覚)を入れるだけです。ツッツキのようにラケットを斜め前(下向き)に押しながらボールを擦る(強めに切る)のではなく、ストップの時に軽く切ってボールを止める(短く置きにいく)感覚です。
粒高や表ソフトの人には「インパクトの瞬間に粒を倒して軽く切る感覚」で通じると思います。
以上は全くの私見ですが、上記2つのレシーブは少し「おしゃれでカッコイイ(うまい)」感じがするので(もちろん使える技術である事が前提ですが)私は試合や練習でもよく使います。
私の場合、やりやすさもあって、短いサーブには切るストップ、中〜長めのサーブにはカットで流すレシーブという使い分けをしています。打てるボールはフリック等で攻めます。(レシーブと攻撃を混ぜて変化を付け、相手の読みをはずして的を絞らせないことが大切です。)
皆様の上達のヒントになれば幸いです。
藤井 領一
〜ツッツキについて〜
そもそもツッツキが(レシーブとラリーで)使える技術かどうかの検証が必要だと思います。
1.サーブレシーブ
ツッツキは相手の(横)下回転系(/ナックル)のサーブに限って使える技術です。
上/横上回転系のサーブを下/横下回転系のボールと読み違えてツッツキでレシーブすると
オーバーミスが多くなります。
弱いナックルサーブはツッツキで返球できますが、速いロングサーブは下回転系のラケット
の角度でつっつくとオーバーミスが多くなります。
いずれにしても、仮にツッツキで返球できたとしても返球が浮いて次に相手に上から打たれます。
結論としては、相手のサーブに上回転系が多い時は、ツッツキは使わない方がよいと思います。
上回転系のサーブに対しては、回転が読めれば攻撃できます。(他のレシーブ方法も使えます。)
2.ラリー
ラリーで選手双方がただ入れるだけの消極的なツッツキを繰り返すと、促進ルール適用若しくは
審判からイエローカードを提示される恐れがあります。これは良くありません。
またラリーで相手がドライブ/スマッシュ/プッシュの強いボールを打って来るのに対し、
ツッツキで応戦するのは難しく(オーバーミスしやすい)、仮にツッツキで返球できたとしても
相手に回転を読まれ連打で攻撃される恐れがあり、不利になると思います。
→下回転系のボールを打ちたい場合、ツッツキではなく、カットの技術を習得した方が
ラリーを含め、技術の適用範囲/対応力が広がると思います。
カットというと後陣で下回転系のカットで返球する守備型のカットマンをイメージしがちですが、
カットはスイングの向きと擦り方次第であらゆる方向の回転(+ナックルカット)をかけること
ができます。
カットは攻撃(カットスマッシュ等)にも守備にも幅広く使える多彩で柔軟性のある技術です。
私見ですが、サーブレシーブの対応方法を以下に纏めました。
まずは相手のサーブ(特にボール)をよく見て打てるか打てないかを瞬時に見極め(判断し)ます。
1.打てる(サーブの回転が弱い/読める)と判断した場合
(対応策の一例)
コース(左右のコーナー若しくは相手のフォアミドル)を狙って軽くフリックで攻めます。
→フリックで強打するとミスが多くなるので、軽くフリックでコースに確実に打ち込みます。
打球時に軽く逆モーションを入れて、左右のサイドラインへ切れていく横回転のフリックが
有効です。相手は取りずらく体勢を崩されるので、相手の返球を早い打点で逆サイドのコーナー
に振れば、相手は対応する余裕を失い、卓球を乱されます。(返球ミスが多くなります。)
2.打てない(サーブの回転が強い/読めない)と判断した場合
この場合に無理にフリック/スマッシュ/ドライブで強打するとミスが多くなり、自滅します。
この場合は、攻めることよりも、まずは確実にレシーブすることを優先します。
(対応策の一例)
短いサーブ:ストップ
中〜長いサーブ:ラケットを水平の楕円若しくは横に振るレシーブ打法を使って返球します。
→ボールの回転が強い若しくは読めない場合、強打は難しい(ミスが多くなる)ので、ボールを
飛ばし過ぎないように確実なレシーブ打法を選択します。
サーブが読めない時はナックルの想定で相手コートの真ん中に返球する様にレシーブします。
→粒高を除き、ドライブ/スマッシュ/プッシュ/チキータ/ミュータ等の(打球時にラケットを
前に押す)打撃系の打法を回転が強い/読めない場合に使うとボールの回転の影響によりミス
が多くなります。逆にこれらの打法はボールの回転が弱い/読める場合には有効です。
〜ネットインについて〜
ネットインを返球するには、ネットインのボールを返す気持ちや返球する練習も必要ですが、
自分の卓球のスタイルをネットインを拾いやすいようにあらかじめ設計しておく必要があります。
(ネットインを返球しやすくなる条件)
1.台から遠く離れない。(相手の打球時は基本的に前陣の真ん中近くにポジショニングします)
2.相手の打球時にラケットをネットインのボールが取りやすい位置(※)に構えます。
(※)ラケットは台の下や体にぴったり付けるのではなく、体の前の適切な高さに構えます。
3.相手の打球時に足踏み(リズムステップ)し、すぐに前後左右に動けるように自然体で構えます。
4.ラリー中は相手のボールがネットインするかもしれないという意識を常に持っておきます。
5.ネットイン時は慌てずに冷静に返せるボールかどうか返球のイメージを瞬時に判断/対応します。
(ネットインの良い返し方)
ネットイン時に前のめりに台に身を乗り出し、慌ててラケットに当てたらオーバーとか相手の
打ちやすいところに返球してしまい自陣のスキ(体勢や構えの乱れ)を狙って打たれて即失点という
ことになりがちです。(これは悪い例です。)
ネットインを返球する際は、ストップで確実に返球し、次に(すぐに)相手に打たれないように
することと体のバランスを崩さないように打球し、返球後すぐにホームポジションに戻り、次の相手のボールに備える(体勢を立て直す)ことが大切です。
→ネットインの返球はミスしやすいので、ストップが一番体勢を崩されず、確実な返球方法と考えます。短いストップで返球し、逆に相手にネットインに近いボールを返せれば最善の返球と思います。
ネットインに限らず、打球時(後)は常に体のバランス(体勢)を崩さないようにし、動いて打球
した場合は速やかにホームポジション(近く)へ戻って次のボールに備えるようにすれば、自分の
卓球を乱され(自陣にスキができ)にくくなります。(常に「続けてボールを打つ」意識が大切)
上記は私見ですが、皆様の上達のヒントになれば幸いです。
藤井 領一