久しぶりのベンチコーチ&下半身の力、動かし方
こんにちは!
池袋店の河田です。
先週に東京都東アジアホープス予選という試合があり、ベンチコーチとして試合に行きました\(^o^)/
この試合で、東京都1位になると東京都代表として全国の子達と試合をして、日本代表を決め世界の子達と試合が出来る非常にレベルの高い大会です。
卓球三昧から出場した子達は、最近本格的に卓球を始めた子達ばかりなので、なかなか厳しい試合ではありましたが、たくさんの試合経験をつんで強くなってほしいです(*^^*)(写真撮り忘れてしまいました)
来週には、全日本ホープス、カブ予選があるので、少しでも良い結果が出るように頑張りたいと思います!
前回のブログでレシーブのやり方、ミスのへらし方を紹介させて頂きましたが、そのブログを見て、「レシーブミスがかなりへった感じがします」など数人の方から言って頂き、嬉しくて調子に乗って、今回は「下半身の力、動かしかた」について話させて頂きたいと思います!
皆様は、下半身はしっかり力をいれることが大事だと思っていませんか?
もちろん間違いではありません。力をいれるのですが、やり方が大事です。
ある方に教えて頂いたことなのですが、卓球というスポーツに関わらず、トップ選手とアマチュア選手を分けるのは、地面反力をプレーに応用出来ているかいないかに関わっています。
地面反力とは、地面や床に接地した時に、身体の弾力性を筋出力につなげて動いているかということです。
人間は二足直立で立っている時に、地球の重力に対して、筋肉に力をいれて踏ん張っています。
また「筋肉は力を抜かなければ、力を入れられない」という性質があります。
例えば、横に動くフットワークは反復横とびに似ている部分がありますが、早く動くためには基本姿勢が大事です。もちろん人によって個人差はありますが、自分の身体を上から見た時に、両肩より足を広げて、両骨盤の下に、両膝の内側があって、その下に母指球がある形になります!!
爪先のほうに体重をかけすぎてしまうと、踵が浮くような形になってしまいバランスが悪くなってしまいます。足裏全体は地面についていますが、両足の母指球、親指側に体重をのせる形にすると動きやすい綺麗な基本姿勢ができると思います。
そしてボールとのリズムをとりながら、膝、足首を柔らかくしてポンポンと動かします。
両膝を曲げた状態というのは、意識をしなくても自然に力が入ってる形になりますよね?体重移動が起こる人間の動きは、着地の運動で弾力性を働かせることが自然なのに、多くの選手はこれに反した力を込める着地をしているのです。
つまり立っている状態から動き出すためには、力を抜くこと(脱力)を初動で起こさなければならないのです!
ミスがおきる原因は「ラケット角度、スイング方向、タイミング」もありますが、下半身の動き、打球点を探す足の動作も大事ですよね\(^o^)/
このブログを読んで少しでもお役にたてると嬉しいですね(*^^*)
今回も長いブログを最後まで読んで頂きありがとうございました!!
卓球三昧池袋店
河田
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コメント一覧-
藤井 領一 より:
2017年6月13日 6:56 PM
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藤井 領一 より:
2017年5月6日 3:50 PM
>そしてボールとのリズムをとりながら、膝、足首を柔らかくしてポンポンと動かします。
>つまり立っている状態から動き出すためには力を抜くこと(脱力)を初動で起こさなければならないのです!
仰る通りです。
卓球に限らずどんなスポーツでも力を抜きリズミカルに動くのがフットワークのコツだと思います。
フットワークというと「大きく速く動くのが良い」と誤解されている方がおられますが、卓球の短時間の高速ラリーやショットとの連携/影響を考えると、むしろこの様な動きは良くないと考えます。
基本はできるだけ動かないで打法で調節する(両ハンドとも腕で調節して打つ)という考え方です。
ミドルは体が邪魔で打ちにくいため(体の正面近くはバックハンドで返します)、台の真ん中近くに構え体から左右20〜50cm離して(腕を伸ばして)ボールを打つ事が基本です。
前陣の隙のない位置に構えていれば素早く小さく動くだけでどのコースへ打たれてもほぼ返せます。
体力の消耗が長時間に及ぶ試合や練習全体へ及ぼす影響や故障を考えて「無理をしないできれいに(美しく)」動くことが最も大切です。全身の力を抜く(脱力)の意識が大切です。
早く動き過ぎると踏み込んだ足の力を利用できなくなるので、ボールを打つぎりぎりのタイミングで足が踏み込まれるように動きます。(動く時は全体のプレーの流れと体のバランスを重視します。)
■フットワークを行う際の留意点
1.軽く足踏み(リズムステップ)し、早く動き出せる状態で相手のボールを待つのが望ましい。
2.できるだけゆっくり小さく動く。(腕を伸ばして打つ事で対応できない部分のみ最小限に動く。)
3.床から足を大きく離さない。(ジャンプは軌道が弧線になり遠回りで、着地時に負担が大きい。)
4.大きく1歩を踏み出さない。(無理に大股な1歩で移動せず、自然な歩幅の2歩で動く)
5.やむを得ず大きく足を踏み出した時はもう一方の足を送り足で引きつけ体のバランスを調整する。
6.最後に足を踏み込む際は、その力(反動)を打球及び元の位置へ戻る力に利用する。
7.無理に急いでボールの正面近くまで動いてはいけない。→近づき過ぎると逆に打ちにくい。
(体の移動は無理せず最小限にとどめ、残りのボールとの距離は腕を伸ばして打球し遠心力を活用)
要は台の近くで真ん中付近に構えれば基本的に動かないでも両ハンドで打てるので、微調整で動けばより打ちやすくなるという考え方です。(攻撃時にできるだけポジショニングを崩さない事が重要)
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
藤井 領一
河田コーチの仰る通りだと思います。
>人間は二足直立で立っている時に、地球の重力に対して、筋肉に力をいれて踏ん張っています。
確かにこれは事実ですが、普段これを意識して立っている人は、まずいないと思います。
地球の重力加速度は約9.8 m/s2もあるのに、常に自分が地球から強い力で引っ張られていること(もし重力がないと人間は地球の遠心力で宇宙へ飛び出してしまう?)にも気がつきません。
人間は日常生活で力を入れることには慣れているんです。
別の言い方をすれば人間は力を入れているのにそれが当たり前になると力を入れていることを認識すること自体が難しいんです。(二足直立などは無意識の守備範囲)
卓球に限らず何かのスポーツで動いたりボールを投げたり打ったりする際には誰しもそれには力が必要だということを知っているので、動作(運動)時に意識的に力を入れます。
つまり人間は無意識または意識的に力を入れてしまう(癖や本能がある)ので、力を抜くこと(脱力)は力を入れることの何倍も難しいんです。
反面、スポーツや武道等の技芸は力を抜くべきとき/ところは抜き、力を入れるべきとき/ところは入れないといけないので、日常の生活よりもハイレベルな領域なんです。
特に卓球は100m競争をしながら将棋を指していると言われる超ハイレベルな競技なので、上級者は体も頭も力を抜く(リラックス)と力を入れる(集中)を瞬時に適切に繰り返す神業に近いことをやっているんです。
動いたり、打球したりするためには力が必要ですが、そもそも力とは何でしょうか?
皆さんも学校の物理の授業で「F(力)=m(質量)×a(加速度)」という公式を習われたと思いますが、卓球のボールをフラットで打つ時の力(F)は「ボールに当たる質量(ラケット+人体の一部)」と「スイング加速度」の積になります。(空気抵抗や摩擦等の要因を無視した場合)
強い力でボールを打球するにはスイングの加速度を大きくする必要があり、そのためには力を抜くところ(脱力)から初動を起こし、打球時にはほどよく力を入れ、打球後はまた力を抜く(リラックス)しなければなりません。(この繰り返し)
よく子供はスポーツの上達が早いと言われますが、子供は脱力の天才なんです。
スポーツがうまくなるためには、まずは自分が無意識または意識的に力を入れ過ぎていない(ほどよく脱力できている)か確認し、力を入れるべき瞬間/部位に適切な大きさの力を入れることを日々のレッスンで養われるのがよいと思います。
スポーツの場合、力を入れるタイミングや力の入れ方と抜き方(どの筋肉にいつどれ位の力を入れたり抜いたりするのか?)が難しく、「言うは易く、行うは難し」の領域(最後は体で覚えるしかないので練習が必要)だと思います。
上記は私見ですが、皆様の上達のヒントになれば幸いです。
藤井 領一