フリーオンラインコーチング
こんにちは。
卓球三昧の藤井です。
先日の英語版卓球ブログサイトにフリーオンラインコーチングの機能を付けました。まだ試作段階(サービスは始まっていません)ですが、HPを作製するのはとても面白いです。
このフリーオンラインコーチング(英語のみ)で世界のコーチングを求めている人と繋がることができればと考えています。実際、卓球は直接目の前でプレーして指導しないと難しい部分が多くありますが、少しでもオンラインでレベルアップに寄与できればと思います。
このような経緯に至ったのは、青年海外協力隊でのザンビアでの指導、昨年のオーストラリアでの地元の人との練習、そしてその他の国々で卓球をしてきた結果、世界には卓球を志したいけど、用具、施設、コーチングなどの条件が揃っていない人が多くいるということに、最近改めて気づいたためです。用具と施設の問題はこちらで解決することは難しいですが、コーチングの部分でしたらオンラインの特性を活かして可能ではないかと思います。
20年前には想像できませんでしたが、今やインターネットでありとあらゆる情報が無料で手に入る時代。世界の人が英語という共通言語を介して、国境を超えてコミュニケーションできるようになりました。最近、更に世界は小さくなってきていると感じます。多分、ピコ太郎のPPAPも、「ぱいなっぷる♪ りんご♪ 鉛筆♪」と歌っていたらジャスティン・ビーバーの目にも止まらなかったでしょうね^^
藤井
卓球三昧
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コメント一覧-
藤井 領一 より:
2017年6月12日 12:19 PM
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藤井 領一 より:
2017年5月25日 10:10 AM
-
藤井 領一 より:
2017年5月8日 10:54 PM
藤井コーチの以前のブログで冬山の登山の話を何度か拝見致しました。それに関連するお話です。
冬山の登山はとても危険です。そこがまたチャレンジャー魂を揺さぶり、経験者は滑り止め登山靴(本格対応する場合はアイゼンを装着)、ピッケル、カラビナ、ペア走行等何重にもスリップ(滑落)対策をして冬山の登山に臨みます。
それだけの準備・対策をしても事故が後を絶たないというところに自然の圧倒的な力を感じます。
これだけ十分な警戒をしている経験者の命すら奪いかねないスリップ(滑り)は、なぜこれほど恐ろしいのでしょうか?
理由は一度滑り始めると、止まらない(リカバリーがほとんど効かない)からです。
ではなぜ一度滑り始めると止まらない(リカバリーがほとんど効かない)のでしょうか?
これは摩擦力と関係があります。
登山走行に限らず、人が立っている時も歩いたり走ったりしている時も靴底と地面との摩擦力で滑らない原理になっています。
(ソールに凹凸が無い靴や地面が濡れていると摩擦力が減り滑りやすいのを思い起こして下さい。)
しかしながら、体のバランスが崩れて摩擦力の限界値以上の力が靴裏にかかると靴が滑り始めます。
靴底が滑っていない時の摩擦力は静止摩擦係数(摩擦係数の最大値)なので比較的滑り(出し)にくいのですが、ひと度滑り始めると摩擦力が動摩擦係数(静止摩擦係数>動摩擦係数)へ急に下がるため、摩擦力で持ちこたえられなくなるのです。これがスリップ(滑り)です。
スリップ(滑り)は何の前触れもなく摩擦力の限界値を超えた瞬間に突然やって来て、滑り始めるとほとんどリカバリーのしようがないのです。(滑って転けてしまう場合が多い。)
私は卓球で使うラバーは極薄の粒高と変化系表ソフトですが、これらのラバーはその特性上摩擦係数が低いため、冬山の登山同様打球時はとても滑りやすいです。
ひと度滑ってしまうとリカバリー効かず、コントロールミスしてします。(落としてしまいます)
打球時の滑り対策のポイントは、コントロールできなくなるまでラバーを滑らせない事です。
冬山の登山時の経験者の対策に学べば打球時のラバーの滑りの対策を何重にもする必要があります。
<滑りによるミスの防止対策>
1.ラケットを一定の角度(*)以上に被せない
(*)摩擦係数はラバーの種類により異なるため、自分のラバーがどこまで傾けられるかの把握が重要
2.バウンド後の頂点でボールを打たない。(頂点ではボールの垂直方向の推進力はゼロ→摩擦力減)
3.ラケットをややゆっくりボールの横側面に当てて、グリップを掴んでから加速して擦ります。
■補足
地球の重力は垂直下向きに働いているので、ラケットを被せる(面を下に向ける)と重力の影響をまともに受けるため、ラバーが滑ってボールを落としやすくなります。
登山時に斜面の傾斜がきついほど滑りやすいのと同様です。卓球は垂直絶壁以上の傾斜があり得ます。
バウンド後の頂点付近では角度的にラケットを被せないとコートに入らないですが、ラケット面を下に向けて打つと(ボールの下を支えるものが無いため)滑りやすくネットミスが多くなります。
粒系ラバーで滑ってミスしないで打つコツとしてはできるだけボールの横側面を捉えて擦れば(横回転がかかります)摩擦力が安定し、ラバーの滑りをコントロールできます。
粒系ラバーは滑りやすいのが特徴でその滑りを利用してコントロールを安定させる面もあります。
打球時に完全に滑ってしまったり(コントロール不能)、全く滑らない(相手の回転の影響をまともに受ける)コンタクトは良くなく、滑りをコントロール(掌握)しながら擦ることが扱いにくいラバーを使いこなせるようになるコツだと考えます。
プラボールはセルボールよりも滑りやすく滑りをコントロールするには慣れとスキルが必要です。
その意味で粒系ラバーは以前にも増して扱いが難しいラバーになったと言えます。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
藤井 領一
最近は自前でサーバーを用意してシステムを構築しないでも、グーグルやアマゾンのクラウドを賃借りしてWebシステムを簡単に利用できるようになりました。そのため、アイデアさえあればそれほど多くの資金や人員を揃えなくても起業できるようになったのは良い事だと思います。
話は変わって卓球のお話です。
トップ選手が出場する試合などをみると、選手は一番楽に打てる打球点よりもやや前(早い打球点)で、打球時にボールを適度に前に押しながら(強い)ボールを打っていることに気づかされます。
今日は打球点を前寄りにする意味と打球時にボールを前に押す意味について考えてみましょう。
打球点と落下点との距離と相手コートへの入れやすさの関係はどうなっているのでしょう?
直線の軌道でボールを投げて的に当てる場合、的への当てやすさは投げる地点と的との距離の二乗に反比例します。(近くから投げる方が的に当てやすい。)なぜそうなるのでしょう?
例えば皆さんが球体の中に入って、球体の中心からボールを投げる場合、球体の半径が小さいほど的との距離が近いため当てやすいことにすぐに気づくと思います。
この場合、的の当てやすさは球体の表面積に反比例します。球の表面積=4πr2[二乗] なので、距離の二乗に反比例することがわかります。(逆二乗の法則)
1.打球点を前にする意味
(長所)
(1)相手コートとの距離が近くなるため入れやすくなる。(返球可能となる角度は考慮していません)
(2)相手に達するまでの時間が短くなるため、相手は対応が難しくなる。
(3)打ち返した際、相手のボール(速度と回転)をより多く利用できる。
(4)バウンド後早いタイミングで打球するとボールが回転の影響で軌道が大きく変化する前に打てる。
(5)左右のコースを狙う際、厳しい角度をつけられる。(→相手は返球しにくい)
(6)粒系の相手の回転が残るラバーの場合、返球により多くの回転量を残して相手に返球できる。
(短所)
(1)前寄りの打球点(ライジング)で打球することが難しい。
(2)同じ打球点で打ち続ける場合、相手から返ってきたボールを早い打点で返球するのが難しい。
(3)相手からすぐにボールが返ってくるため、打球の準備をする時間的余裕が少ない。
2.打球時にボールを前に押す意味
(長所)
(1)ボールに力(速度と回転)を与えて強いボールを打つことができる。(→相手は返球しにくい)
運動量の変化と力積との関係 mv’-mv=Ft (F=ma) [m:質量、v:速度、F:力、t:時間、a:加速度]
(2)ボールとラバーの接触時間が長くなるため、打ち出す方向性が安定する。
(3)少しでも相手コートに近いところでボールを打ち出すことができる。
(4)ドライブ等下から上へスイングする場合、少しでも高い所からボールを打ち出すことができる。
(短所)
(1)ボールに力を与えすぎると、ボールが飛び過ぎたりしてミスしやすい。
(2)ボールに力を与えすぎると、速度が出過ぎるためボールの軌道が直線的になるため入りにくい。
(3)ラケットを被せてボールを前に押すと、重力の影響でボールがすべって下に落ちやすい。
(4)打球時に体勢とラケットが前に流れると、体勢が前のめりに崩れて続けて打ちにくくなる。
〜まとめ〜
上記のように打球点を前にするのも、打球時にボールを前に押すのも、それぞれ長所と短所があることがわかります。
「過ぎたるはなお及ばざるが如し」という諺がありますが、一般論としては打球点を前にするのも、打球時に前に押すのも行き過ぎると良くない(ほどほどが良い)と言えるかと思います。
上記は一般論であるため、練習で長所を活かし、短所が少なくなるような打ち方(技術)を身につければ総合的にメリットの方が大きくなると考えられます。
トップ選手の場合は十分な練習を積んで限界点を乗り越えた人達が勝つ厳しい世界だと思います。
上記は私見です。皆様の御参考になれば幸いです。
藤井 領一
藤井コーチ様、英語版卓球ブログサイト拝見させていただきました。
未完成のようですが、虫メガネの検索エンジンで該当があるはずのWordで検索すると「検索結果はありませんn」が表示されます。(ミススペルを指摘しているのではなく外国人が対象の場合、日本語は読めないと思います。仕様上の制約であれば致し方ありませんが。)
あと、表示している階層(ディレクトリ)の位置により、上のメニューを選択した際にプルダウンメニューが表示されるがポインティングできないようです。(これが仕様であれば問題ないですが。)
話は変わりますが、時代の変化とともに卓球も変わったためか、卓球に関する格言・定跡でかつての名言が今では迷言になったものがいくつかあると思います。間違った格言・定跡を正しいと勘違いしているお客様、選手、コーチ?がいらっしゃると宜しくないので、私がWeb等で見つけた迷言をいくつか紹介したいと思います。
〜卓球の迷言集〜
1.バックハンドは正面で取りなさい。
30年前のオールフォア全盛の時代(選手の大半がペンだった)時代ならいざ知らず、両ハンドドライブ全盛の現代卓球においては、もはや死語(というより有害)と言えます。
主な理由を挙げると、1.現実的に無理。2.逆にバックハンドが打ちにくい。3.動いて取るとポジショニングに隙ができる。4.無駄な動きをすると体勢が崩れ、ミスが増え、戻るさらに疲れる。等々。
相手に逆用される(バックのコーナーに1本打ち、次にフォアサイドを狙われる)ため有害です。
2.台の中央ではなくバック側に構え、足を大きく開いて腰を深く落とし膝を曲げて構えなさい。
バックのコーナー近くに構えるとフォアのコーナー〜サイドラインに隙ができます。(届かない)
相撲の仕切りのような構えでレシーブすると動きにくく(初動が遅れます)、長い間この体勢を続けると、体に負担がかかります。(この構えでは上背のない人は打ちにくく、台に近く危険です)
本来の基本姿勢は動きやすいよう自然体(体を少し前傾させ軽く膝を曲げる)が正しいはずです。
3.サーブをフォアハンドで打つ場合、バックのコーナー近くから出しなさい。
バックのコーナー近くからサーブを出した後、毎回すぐにホームポジション(中央近く)へ動くのであれば問題ないのですが、疲れて来たり、クロスへサーブを出した時にサーブを出した後バックのコーナーに残ってしまい、相手にフォアのコーナーへレシーブを流されると返球できなくなります。
サーブ後、毎回すぐにホームポジション近くへ戻れるところからサーブを出す必要があります。
4.スマッシュはバウンド後の頂点(一番高いところ)で、回転をかけずに打ちなさい。
「スマッシュに限らず、打球点はバウンド後の頂点が一番よい」という人がいますが、私は賛成致しかねます。卓球台の相手側の端(エッジ)とバウンド後のボールの放物線との接線の接点(Y)(接点(Y)は頂点と近い)で打球するのはボールの変化量も大きく、最もオーバーミスしやすい打球点です。接点(Y)から頂点の間で打球する場合相手コートに入れるためには距離的も遠く高いところから最も急角度で斜め下方向へ打ちおろさなくてはならず、目視で角度がわかりにくい打球点と言えます。
頂点を避け、ライジングまたは頂点から落ち始めたところを打球点とすべきと考えますが、選手のプレースタイルや戦術にもよるので、どの打球点が最善とは決められないと思います。
さらに「回転をかけずに打ちなさい」の理由も不明ですが、ナックル性のスマッシュを打つとボールの軌道が直線的(弧線を描かない)になり、ボールの速度が速い(ナックルは減速率も低い)ため入りにくくなってしまいます。
ナックルが最も返球しにくい回転とも一概に言えません。(ナックルサーブが最強とは言えない)
ロビングのように高い軌道のボールは頂点(一番高い所)で打つのは難しいという問題もあります。
スマッシュは今迄打球点と回転が間違っていたから外しやすい(実戦で使いにくい)技術になっていた可能性があるので、スマッシュの正しい打球点と回転を検証すべきと考えます。
5.ボールを打つ時は体の全身を使って打ちなさい。
1回だけただ強く打てばよい競技であればともかく、卓球は0.5秒以内にボールが往復する高速ラリーが多いスポーツです。体の全身を使って(頭から足まで体全体を回して)フルスイングしてしまうと体勢の立て直しが間に合わず、相手からボールが返球されて来た場合に十分な体勢で続けて打てなくなってしまいます。
打球時(後)に体のバランス(体勢)を崩さないよう力まずコンパクトなスイングを心がけ、続けて(強い)ボールを打てるような体の使い方をする必要があると思います。
〜まとめ〜
卓球の迷言は他にもいくつかあり、もともと間違っていたもの、部分的に正しく部分的に間違っているもの、卓球(技術/戦術/用具/ルール等)の変遷とともに時代に合わなくなったもの等があるかと思います。
格言や定跡は古くなりやすいので現在も正しいかどうか適宜見直す必要がありますが、最後は今卓球をやっている人とコーチが理論に基づき自ら考えて実践するしかないと考えます。
上記は私見ですが、皆様の御参考になれば幸いです。
藤井 領一