ジャパンオープン
今日は。卓球三昧の藤井です。
オーストラリアに来て家も決まり少々落ち着きました。次回のブログあたりからオーストラリアのことについて書きたいと思います。本日は卓球についてです。
先程、ITTFのウエブ動画でジャパンオープンを観ていました。吉村選手が会心の試合で朱選手に勝ちましたね^^
吉村選手といえば、私が師事している平岡義博さんの一番弟子でもあります。体の使い方はトップ選手の中でも抜群に良く、特筆すべきて点は、肩と股関節の柔軟性と可動域です。今回の試合でも相手の切れたカットをもろともせず、回転のかかったドライブで打ち抜きました。
平岡さんの提唱する打法の特徴の一つとして、スイングの先端で打球することが一番大切だとしています。「スイングの先端で打球する」と言いましても、想像し難いと思います。
皆様も一度は「ボールを押したらいけない」と言われたことがあると思います。では、ボールを押すとは、どのようなことを指すのでしょうか?なぜ、ボールを押したらいけないのでしょうか?
ボールを押すということは、ボールがラケットとコンタクトした場所から、ボールが離れた後も相手側にラケットを進める状態を指します。
なぜ、ボールを押したらいけないかと言いますと、押す力が加わるとスピードが出ます。スピードが出れば出るほどボールの回転量が落ち、結果、弧線を描かなくなりオーバーの可能性が高くなるためです。
よって、ネットを挟んで決められた大きさのコートに入れる競技(テニス、バドミントン、バレー等々)はボールが必ず弧を描いて飛ばなくては相手の台に入る確率が落ちます。卓球の場合は特にボールが軽く空気抵抗を受けやすいので、回転をしっかりとかけて相手の台に正確に入れることが要求されます。
このような事から、逆に押さなければ正確性が上がるということになります。一連の動作としまして、一度テイクバックを取り、後ろから前にラケットを振ります。しかし、打球した瞬間に前にラケットを振るのをやめ、ニュートラルに戻るスイングに切り替えます。打球直後に引く力を意識することにより、ニュートラルに戻るスピードが上がり、切り返しもスムーズになります。
自分が打球したボールが相手のラケットにコンタクトした瞬間に、すでにニュートラルに戻ることができていれば、ボールを押さずにしっかりと回転をかけられているとも言えます。
ドライブの確率が上がらない方は是非参考にしてみてください。
藤井
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コメント一覧-
fujii より:
2015年12月2日 8:36 PM
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石川 雄史 より:
2015年6月28日 8:28 AM
石川さん ご返信遅れまして大変失礼いたしました。藤井理論とは恐縮しております。自分の内容は前出の通り「平岡理論」が元になっており、ここオーストラリアでも実践しております。日本語で指導させていただく時はもちろん問題無いのですが、残念ながら平岡理論を英語で説明できるまでの語学力はまだまだです。日々精進いたします。
藤井コーチ、ご無沙汰です。
悩んだ時は「藤井理論」を思い起こしながら練習しています。異国で大変だとは思いますが、健康に留意されご自愛ください。 石川拝