脳科学と卓球
今日は。卓球三昧の藤井です。
最近レッスンの最中によく考えることがあります。上手い、下手は何で決まるのか?反応が良い、反応が悪いは何で決まるのか。全ては脳の動きが司っています。
練習を積めば積むほどボールの回転・スピード・精度は上がります。また、それらは体が覚えているのではなく、脳が覚えているからこそ向上します。なかなか日々の練習を行う際に「今日は脳の反応を昨日よりも良くしよう」「今日は脳に動きを覚えさせるぞ」などと考える方はいません。実際に自分が選手の時も、考えたことはありませんでした。
ボールを良く見すぎて、追いすぎて、動きが止まった経験がありませんか?自分の3球目攻撃がオーバーした瞬間、足が棒立ちになりぐらついた経験は誰しもがあると思います。
それは、ミスをしたから足が棒立ちになってしまっているのでしょうか?
それとも、足が棒立ちになってしまったから、ミスをしてしまっているのでしょうか?
両方とも正解です。最初は膝が曲がっていたが、ミスをした時に「やってしまった。。。」と目先のミスに気が行ってしまったがあまり、体から意識が抜け、膝が伸びる癖がついてしまいます。またその膝の伸びた癖のままで練習すると、ミスが多発します。ドライブが安定しない方はこれを繰り返す悪循環に陥っており、悪い癖を体に覚えさせてしまっているとも言えます。
下の動画によると、私たちの行動や反応の90%は無意識の記憶にコントロールされているようです。逆にたった10%の意識でしか自分の行動や反応をコントロールできないということです。(最初の2分程観てください)
ドライブの精度を上げる秘訣は一つです。打球後、少し静止することです。(膝を曲げ足の裏にかかる体重のバランスを均等にします)
ボールを打球した後はどうでも良いと思われがちです。しかし不思議なことに、打球後静止しようとするとすると(意識)、自然と打球前からしっかりと膝が曲がり、体幹に力が入り、スイングスピードが速くなります(無意識)。これはとても不思議ですが、ある一部を意識すると(10%)、別な部分は無意識下で動く(90%)とも言えるかもしれません。
これは自分も含めて全ての生徒さんに当てはまりました。是非、試してみてください。
藤井
卓球三昧
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