勝負師になるために3 【自滅を防ぐ心理】
今日は。
卓球三昧の藤井です。
勝負師になるためシリーズ第三弾。第一弾、第二弾を読んでから、読んで下さい。
今回は自滅を防ぐ方法を説明します。
1、Bさん自滅
Bさん得点40%。失点60%。負け試合です。
このケースはBさんが攻撃して30%得点を取っていますが、ミスさせられて失点も40%あります。つまり、合計70%は相手に打たされています。「結構良い攻撃が入っていたな。けど、終わってみたら結構打ちミスもしたかも?実は失点の方が得点よりも多いかも?どうだろうか。。。」という状態です。
2、「ミスさせられて失点」を減らす
次に、なんとか失点を減らすべく工夫します。現在のミスさせられて失点40%を10%に抑えます。(-30%)
3、無理な攻撃を止め、ミス待ち作戦に切り替える
無理な攻撃を止め、相手のミスを誘う作戦に切り替え、-30%分をミス待ち作戦に振り分けます。
4、自らミス待ちに回ると余裕が生まれ、ミスを期待できる
ミス待ち作戦に切り替えると、もちろん攻撃されて失点することもあります。しかし、ミス待ちに振り分けた30%の内、ミスさせて得点5割、攻撃されて失点5割に抑えれば、総得失点割合が逆転します。得点55%。失点45%。
注目すべき点は、ミス待ちに振り分けた内の半分相手に取られますが、勝てる所です。また、攻撃されて失点が、ミスさせて得点より上回っている所です。
昔のように38ミリボールで変化の激しい卓球の場合、先手必勝で多少リスクを負ってでもラリーを早めに決めた方が、吉と出ました。
プラ40ミリボールの現代卓球では、回転数・スピードが落ち、ラリー回数が増えています。この点は、誰しもが知るところです。
しかし、ラリーが長い=繋ショットの重要性が増した、相手にやらせた方が吉と出る、ということに気づいている方は少ないと思います。
いかに低リスクでミス待ちショットが打てるか。現代卓球の肝です。
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藤井貴文
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