より回転をかけるために。
今日は^ ^
卓球三昧の藤井です。
今日は簡単に回転量がアップする方法をご紹介します。具体的には、前回のブログの「山を描いて引く打ち方」をする時にラバーの表面で何が起きているか?についての解説です。下記、ラケットを打球の瞬間に引かないケースと引くケース2種類に分けて図で説明します。前回のブログを読んでからですと、より理解が深まると思います。上手い人はなぜ上手いのか?
【通常のラケットを下から上に振り上げてボールを擦るケース】
1、ボールが当たる前のラバーの状態。ドライブマン(裏ソフトを使用する選手)のラケットは下記のような状態です。裏ソフトラバーはシートの下に粒が付いており、その粒がスポンジに接着されています。また、スポンジはラケットの木の面に接着されています。図からもわかるように、粒とスポンジの間には隙間があり、スポンジと木の間には隙間がありません。打球の瞬間、中の粒が傾き、その反動でシートが動き回転がかかります。下記、具体的に説明します。
2、ラケットを上に振り上げている過程で打球すると、シートにボールが接した瞬間に中の粒が下に傾きます。
3、その後ラケットは上に振り続けており、「シート自身が戻る力」でボールを弾き飛ばし回転がかかります。左側のラバーの粒が水平に戻っているがわかります。
【打球の瞬間にラケットを引きボールを打球するケース】
1、ボールが当たる前のラバーの状態。ドライブマン(裏ソフトを使用する選手)のラケットは下記のような状態です。裏ソフトラバーはシートの下に粒が付いており、その粒がスポンジに接着されています。また、スポンジはラケットの木の面に接着されています。図からもわかるように、粒とスポンジの間には隙間があり、スポンジと木の間には隙間がありません。打球の瞬間、中の粒が傾き、その反動でシートが動き回転がかかります。下記、具体的に説明します。
2、ラケットを上に振り上げている過程で打球すると、シートにボールが接した瞬間に中の粒が下に傾きます。ここまでは上記の、普通に振り上げるスイングのケースと同じです。
3、ここからが重要です。更に、打球の瞬間にラケットを引くと、中の粒が逆に上に傾きます。逆に傾くということは「表面のシートを上に動かす力」が働きます。左側のラバーのシートから伸びている細い矢印がポイントです。
4、「シート自身が戻る力に、更にラケットを引くことでプラスアルファの力を加える」ことができます。
下記の動画の3:03からのバックドライブのスイングがまさにこれです。上手い人はなぜ上手いのか? 是非、参考にしてみてください。
藤井
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コメント一覧-
高田 より:
2015年2月23日 6:07 AM
紙に落としていただき、更に理解が深まりました。ありがとうございます。